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肌ケアで積極的に摂取したいビタミンとミネラル〜保湿効果、抗炎症作用、抗酸化作用を持つ栄養素たち〜
女性は日々、さまざまな方法で肌ケアを実践していると思います。最近は夏場の強い日差しや猛暑もあり、その対策に力を入れている人も多いでしょう。このnoteを読んでいる人の大半が、もっと明るく健康的な肌になりたいと思っているのではないでしょうか。
洗顔、乳液、日焼け止めクリームなどなど、外側からさまざまな形で肌を保湿・保護していると思いますが、身体の内側からの対策も大切です。私たちの身体が、健康を保つうえで多種多様な食品を必要としているように、肌も健康でいるためには特定の栄養素を必要としています。
今回は、肌の健康という側面にフォーカスして、どのようなビタミン、ミネラルを摂るべきなのかをまとめました。美容を意識した食生活を始めたい、肌を意識した食品・サプリメントを選択したいという人は、今回紹介する栄養素を参考にしてみるといいでしょう。
肌のケアに欠かせない4つのビタミン
まずは、肌ケアで重要な役割を果たす4つのビタミンを紹介します。
ビタミンA
脂溶性ビタミンの一つであるビタミンAは、レチノール、レチナール、レチノイン酸、βカロテンを含む有機化合物の総称です。ビタミンAは細胞の成長と修復を助け、肌を若々しく健康に保ちます。また日焼けによるダメージを防ぎ、脂性肌を調整し、炎症を鎮めて乾燥やかゆみを防ぎます。
ビタミンC
水溶性ビタミンの一種であるビタミンCは、アスコルビン酸ともいわれます。ビタミンEの再利用などに作用するビタミンCですが、大気汚染や日焼けによる肌のダメージを防ぎ、コラーゲン生成を促進してハリとツヤを与えます。
ビタミンCが不足すると、あざができたり、歯茎から出血したり、傷の治りが遅くなったりします。ビタミンC不足が続くと、全身に出血が起こりやすくなったり貧血を引き起こしたりする「壊血病」のリスクも上がります。
漫画『ワンピース』でも紹介されたことのある壊血病は、長期間の航海が続く中世の大航海時代において、船員の多くがかかっていた病気でした。こう聞くと大昔の病気のイメージですが、2000年代の日本でも壊血病患者は報告されています。新鮮な野菜・果物を最近食べていないという人は、肌の健康と合わせて積極的に摂取しましょう。
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