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昨日何食べた?1日に食べる食品を増やすイギリス流のアイディア

いきなりですが、皆さんは昨日何を食べましたか?ご飯、サラダ、お肉、魚、豆類。多彩な食品を思い浮かべることができる人は非常に優秀な食生活を送っていると思います。このnoteを読んでいる方は、特に食生活に意識を配っている人が多いでしょう。ただ、パーソナルトレーニングに通っているクライアントの多くは、普段から偏った食事を摂っているというのが現状です。

発酵食品や食物繊維など、腸内環境を改善することが大切だという認識は広まっている一方で、実際は単一の品目ばかりを食べているという人が多いのが、日本の食生活の現状ではないでしょうか。実際、「○○を食べるだけダイエット」というダイエット方法が度々流行っています。そんな人向けに、イギリスで注目されているとある博士の提唱するアイディアを紹介したいと思います。

日本人は偏食家?

農林水産省 消費・安全局 消費者行政・食育課が2019年、「若い世代の食事週間に関する調査結果の概要」という資料を発表しました。この調査は、2019年11月11日~11月18日にかけて、18~39歳の男女2,000名を対象に、朝食の摂取や栄養バランスに配慮した食生活における意識や課題、生活習慣を調査したものです。

それによると、例えば朝食に関するアンケートでは、全体の56.4%が朝食を「ほとんど毎日食べる」と回答する一方で、「ほとんど食べない」という回当者が23.1%いました。最近は昔ほど「朝食は1日で最も大切な食事」という考え方も薄れていて、「朝食を摂らなくても十分に1日に必要なカロリーを摂取できる」「朝食をちゃんと食べると1日の摂取カロリーが多くなるリスクがある」という話すらあります。そのため、全体の2割強の人が朝食を食べていなくても、それが「健康に重大な悪影響を及ぼす」とまでは言えないでしょう。

ただし、気になるのは朝食の中身です。朝食の内容に関するアンケートの集計結果では、全体の57.5%の回答者が朝食では主食(パンやご飯)しか食べていなかったのです。主食・主菜・副菜をちゃんと食べていると回答した人は、全体の3.8%しかいませんでした。

もう少し具体的に朝食の内容を調査すると、ご飯を食べているという人が36.7%、パンという人が31.6%と圧倒的に多く、次に多いのが飲み物(25.7%)という結果でした。肉や魚といったタンパク質を摂っている人は14.1%に過ぎず、野菜にいたっては8.4%しかいなかったのです。

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