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緑茶飲んでますか?管理栄養士も推奨するテアニンの効果

皆さんは、普段どんな飲料を飲んでいますか?コーヒーという方やジュースという方、はたまた家では水以外飲んでいないという人もいるでしょう。特特に10代〜20代後半までの若い世代の方々は、あまり「緑茶」を飲んでいないかと思います。

緑茶に関する商品を販売している星野科学株式会社は、「緑茶の健康効果」に関する調査を実施。2023年10月11日にその結果を発表していますが、管理栄養士約1,000名へのアンケートで「緑茶を日常的に飲むことは健康によいと思いますか?」と質問したところ、『とてもそう思う』『ややそう思う』が合計92.8という結果になりました。

その中で、緑茶に含まれるどんな成分が身体によいのかという質問では、72.1%の回答者が「カテキン」と答え、37.7%が「テアニン」と回答しました。

【調査概要】「緑茶の健康効果」に関する調査
【調査期間】2023年9月4日(月)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査人数】1,004名
【調査対象】調査回答時に管理栄養士であると回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

URL:http://hoshinokagaku.co.jp/theanine-sales/index.html
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000128485.html

このうち、テアニンは緑茶に含まれる旨味成分であり、基本的にお茶(緑茶、烏龍茶、紅茶など)にしか含まれていないとされています。その中でも、テアニンがもっとも多く含有されているのが緑茶です。

実験元が緑茶関連商品なのでこういう結果になっているとも言えますが、それはさておき。今回のテーマは、管理栄養士の多くが推奨する緑茶に含まれる「テアニン」を効果、さまざまな実験結果と共に紹介したいと思います。

テアニンとはそもそも何か

テアニンとはアミノ酸の一種で、旨味と甘味を引き出す役割があるとされています。よく旨味成分で引き合いにだされるグルタミン酸と似た化学構造をしていて、お茶の木の根で生成された後、葉に蓄積されます。お茶の葉が日光を浴びると、テアニンが渋み成分のカテキンへと変化するため、お茶の種類・採取時期でテアニン含有量が変化します。

日光でテアニン含有量が減るということから、日陰で育てる玉露、かぶせ茶、てん茶はテアニンが多いです。新茶や玉露は渋みが少なく旨味・甘味をよく感じるのはこれが原因で、高級茶葉ほどテアニン含有量は多いです。

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