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ど忘れは老化現象なのか

最近、ど忘れが多くなっています。
50歳にもなったから「老化現象」と片付けて楽になりたいと思ってしまいます。

先日も、
「あの、タイとか行ったときに街中で
 売っている、くさいけどおいしいって
 いう、あの高い果物・・・
 なんだったけ。
 悪魔のにおいと天使の味って
 言われているあの果物・・・」
とその果物の映像は浮かんでいるけど
なかなか果物名がでてきません。

こういう知っているのに思い出せないのが「ど忘れ」。
確かに知っているのに思い出せないので、もどかしい思いもしますし、頭にモヤがかかったような気分になります。

「確かに知っている」という感覚を「既知間(きちかん)」と呼ぶそうです。
最初から知らないものは思い出しようもないので何も感じません。
が、この既知感があって思い出すことができないと、モヤモヤして、自分の記憶力に対する信頼が揺らいでしまいます。

脳科学者の茂木健一郎さんの本でこのことを分析してくれていました。
脳科学的な分析では、
記憶がよみがえるときに働く「側頭葉(そくとうよう)」が、記憶が蓄えられている「前頭葉(ぜんとうよう)」に向かって、「こんなものがほしいんだけど!」と信号を送ります。
「ど忘れ」の状態はこの、側頭葉から前頭葉に送られた信号に対して、ちゃんと答えていない状況。前頭葉に蓄積された情報のなかからうまく目当てのものを探し当て切れていない状況。
それがモヤモヤしたもどかしい思いです。

この「ど忘れ」していたものを思い出したときの「やった!」という一種の達成感がおこります。
脳ではドーパミンが分泌されて高揚感がうまれます。

思い出せないときはそのモヤモヤが残る…
しかし、この「思い出せずにモヤモヤが残る」という状況でもいいらしいのです。
その前の「思い出そうとするプロセス」で、脳は一生懸命さまざまな手段を総動員して思い出そうとしています。
その一生懸命さまざまな手段を総動員しているときが、「創造のプロセス」と同じで、「脳が鍛えられているプロセス」らしいのです。

だから、そのとき答えが見つからなくても、脳は活性化されて若返っているとのこと。
「老化現象としてあきらめる」
ことが一番ダメで、思いだそうと脳を総動員させるプロセスこそが大事なこと。

「ドリアンだ!!」

思い出したときには隣にいる人に缶コーヒーおごってあげたくなるくらいのうれしさと高揚感に包まれました。

「ど忘れは脳を鍛えるチャンス」
思い出しきれても、思い出しきれなくても、思い出そうとするプロセスこそが脳を活性化させている。
人間の中心は脳なんだな…
脳科学の本を読むたびにそう感じます。

今日もお付き合いいただきありがとうございます。
今日も寒いですが頑張っていきましょう♪
金曜日に、金陽でした(^^

【沖縄の営業マン宮城の日々感じていることブログ】
(ブログ連続投稿905日目)2025.1.10

沖縄の生命保険セールスマン

(※あくまでも宮城の個人的な感想です。あしからずm(__)m)

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