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新年から災害や事故が続いています。
能登半島地震の被害も日がたつにつれて
被害の状況が報道で伝えられています。
 
そんな中ですが、
今回のJAL機と海保機の接触事故。
海保機の乗務員4名の方が犠牲に
なりましたが、
JAL機の乗客乗務員に犠牲者が
全く出ていないということ。
日本国内だけでなく、海外でも
奇跡でしかないと報道されています。
 
実は僕前職が旅行会社ですが、
会社の名前は「JALトラベル」
JALのグループ会社でした。
だから他人ごとではない気持ちでいます。
僕の会社、元JALグループに勤めていた
人が何名かいて、その仲間で
「JAL会」という会があり
全国に散らばっていますが
ときどき集まっています。
みんなバリバリのライフプランナーですが
その中でKKさんという
25年JAL国際線で客室乗務員を
されていた先輩がいます。
日ごろから仲良くさせてもらっていますが
今回の事故の件でもラインいただきました。
 
KKさんとのラインで
とても感じる部分がありました。
 

・・・(一部略)
こういうことのために乗務員は存在していて
日々たくさんの時間を緊急時の訓練に
さいているので、それがまっとうできて良かったです。
具体的には、
・入社時に2か月超の訓練
・新しい機材が入る度に
・毎年1回1日かけてのモックアップでの定期訓練と試験
・毎フライトの出発前ブリーフィングと機内準備で
と仕事の大半が緊急事態の準備のためと言っても
過言ではありません。
ただ、使わないですむなら使いたくない
スキルでもあります。
今回は、火災の中、脱出一択でしたが
・冷静に判断して開けるべきドアを開けて
脱出できたこと、
・お客様が冷静に乗務員の指示に従って
くれたこと、
・ノーズのギアが折れてノーズダウンになったため
スライドの傾斜が緩やかだったこと
そして運も味方したのだと思います。
大きな怪我や犠牲者が出なかったのは
奇跡ですね。
海保の乗務員の方々が、被災地支援の
任務中に犠牲になってしまったたことは
残念でなりません。
ご冥福をお祈りします。

事故は多くがヒューマンエラーに起因して
いて、今回もその可能性がありあそうですが、
いくら準備しても起きないことが一番ですね。

(途中一部略)
現役の時に、
初フライトで御巣鷹の事故、
湾岸戦争、ハイジャック、911などいろいろ起きて
よく
「そんな仕事怖くないの?」
とまわりからきかれましたが
事故にあうことが怖いのではなく、
事故にあった時に、自分の職務を全うできるか、
自分の命を盾にしてお客様を守れるか
が怖いといつも思っていました。
そういう意味では今回の後輩たち仕事ぶりを誇りに
思います。
 (途中一部略)
金陽さんなんか、航空機のエマージェンシー訓練と
生命保険って似てますね。
できれば使いたくないけど、そういうことが
万一会ったときのために、膨大な時間と
費用をかけて準備しておく。
私は25年務めて1回も使わないで済みましたが
今回、新人も乗務していたとききました。
入社して1年以内でもこういうことに
遭遇してしまうこともある。
御巣鷹の事故は私の入社した翌年の
ことで、初フライトのアムステルダムで知りました。
同じ年に入社して国内線スタートだった
人たちが数人乗務して亡くなりました。
大阪でその飛行機を待っていた
国際線のクルーもいました。
多くの事故では人命が奪われますが
今回犠牲者がJAL側に一人も出なかったのは奇跡ですね。
乗務員の冷静な対応もさることながら
お客様の力(日本人だからこそ)が
大きいと感謝しています。
むかしあったガルーダ機の事故では、CAが荷物を持って
一番に逃げたり、お客様もみんなピギーを
持って脱出していました。
今回こんなことをしていたら助からなかったと思います。

新年から長文失礼しました。
金陽さんは同業者なので・・・

主人は、昨日からLAXに行きました。
こういうことが起こる仕事なのだと
改めて重責を実感しています。

毎回、お互いにフライトに出るときには
気持ちよく送り出そうと思っているので
結婚してから、けんかしても仕事に出るまでには
不本意でも仲直りすることにしています。
訓練や地上勤務は別です。

残された方がかわいそうなので(笑)
最後の話は蛇足でした。
(※LAX→ロサンゼルス)


(以上KKさんのラインでのやりとりから)
 
「仕事の大半が緊急事態の準備」として
日ごろからその準備をしている。
いつ起こるかわからない、自分自身の乗務中には起こる可能性が低いものに対して第一優先で取り組んでいる・・・
だからこの『奇跡』は実現できたということ。
KKさんの今でのJAL客室乗務員の後輩さんたちに対するリスペクトはここからくるのですね。
KKさんのご主人さんはパイロット。
こういう事故があったときでもかわらずいつもの乗務がある。
今もロサンゼルスへいらっしゃるとのこと。
飛行機に乗務するご夫婦だからこその
日常に少し触れさせてもらって
心の準備の大事さを感じました。
文中で
「事故にあうことが怖いのではなく、
 事故にあった時に、自分の職務を全うできるか、
 自分の命を盾にしてお客様を守れるか
 が怖いといつも思っていました。」
という言葉がありました。
乗務員さんはこういう気持ちで乗務されているんですね。
まさに『使命』です。
またKKさんの
「航空機のエマージェンシー訓練と
 生命保険って似てますね。
 できれば使いたくないけど、そういうことが
 万一会ったときのために、膨大な時間と
 費用をかけて準備しておく。
 私は25年務めて1回も使わないで済みましたが
 今回、新人も乗務していたとききました。
 入社して1年以内でもこういうことに
 遭遇してしまうこともある。」
という言葉に自分自身の仕事の責任を改めて
感じました。
 
KKさんとても大事な情報ありがとうございました。

 
今日もお付き合いいただきありがとうございます。
今日もがんばっていきましょう♪
土曜日だけど、金陽でした(^^
 
【沖縄の営業マン宮城の日々感じていることブログ】
(ブログ連続投稿535日目)2024.1.6
 
沖縄の生命保険セールスマン
 
(※あくまでも宮城の個人的な感想、意見です。あしからずm(__)m)

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