誕生日を、平日に可能な範囲で祝う。【ひねくれ育児日記】
息子の2歳の誕生日は月曜日だった。
しかも、私も夫も出社の日で、どちらかが在宅勤務の日より保育園への迎えは遅くなる。
大掛かりなお祝いは別の日にするとしても、でも、やっぱり誕生日当日も何か特別な日にしてあげたい。何ができるのか。
とりあえず、母からのプレゼントは用意した。前の晩、息子が寝てから買い出しに行って、翌日の夕食のカレーと、朝食のホットケーキを作った。ホットケーキは食べ慣れたベビー用ミックスで、小さめを3枚。ヨーグルトの水を切っておく。
昨年使った誕生日用の風船が見つからない。「2」の風船だけは100均で買っておいた。ウォールステッカーは100均でよさそうなものが見つからず。いつか使った残りで壁を飾る。「HAPPY BIRTHDAY」の飾りがなくてどうしようかと思ったが、マスキングテープに手書きしてそれっぽくすることに。
朝、いつもより早く起きた息子。いつものように動画を見せろと騒ぐ息子に、大きな段ボール箱を見せる。「開ける」というのでテープを剥がして、開けさせる。幸い時間があるので、箱から出して、組み立てて、遊ばせる。お気に召したようだ。
遊んでいる間にホットケーキを温め、昨日買ってきたいちごと、ヨーグルトクリームを乗せる。「ご飯だよ」と見せると、「いちご」と嬉しそう。いちごを食べ、ホットケーキを上から2枚目から食べる。3枚目を食べて「おかわり」と。1枚目が残っているのだが、どうもヨーグルトクリームがお気に召さないようだった。クリームを取り除いてやると、食べた。そして「ホットケーキおいしいね」と。普段、食事全般を全然食べない息子なので、この言葉は嬉しい。
夕方はやはり、普段の中でも遅い時間の迎えに。大急ぎで迎えに行くと、息子は意外と機嫌よく迎えてくれる。
保育園の先生たちが「お誕生日おめでとうございます」と、手形を入れた記念のカードを渡してくださった。祝ってくれるのが私だけじゃなくて、よかった。(夫も祝っていると思うが、朝、私が家を出るのとほとんど入れ違いで起きてきたのであまり見ていない)
家に帰って、引き続きおもちゃで遊ばせつつカレーの準備をする。誕生日だしあんまりわやわや言うのはやめよう、と思ったら、カレー味のご飯ばかりだがもりもり食べ、おかわりまでしていた。
お風呂で、ハッピーバースデーの歌を歌ってみる。息子は笑っていた。歌のせいなのかはわからないけれど。
のんびりしていて全体的に少し遅い時間になっていた。風呂から出ると眠そうな息子が「おっぱい」と言ってくる。もう、誕生日も終わりだ。「きみのおかげで今日もハッピーだったよ」と言ってみる。
きみにとっては、どうだったのか。
できるだけのことはしようと思った。平日で、時間とかいろいろ限られていたけれど、少しはできたのかな。
自分がずっと、誕生日当日に祝われる子ども時代だった。週末とか時間のあるときに祝うということでいい、と思いながらも、当日をスルーしたくないと思ってしまうのは、自分の記憶があるからなのだろう。自己満足かもしれないけれど、子どもにとってマイナスじゃないなら、いいか。
できればあと、泡風呂とかでお風呂を盛り上げたかった。またそれは改めて。
そして大掛かりに祝う日に何をするかは、まだ決まっていない。
初めて、起きているときに爪を切った。
お風呂で、ボディソープを手に取り、自分で体を洗おうとする。