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その楽しさが全て。東京ディズニーランド、先日行ってきたよ。【ひねくれ育児日記】

曽我部恵一BAND「東京ディズニーランド」って、こういうことだったのか。
大好きなバンドの、何度も聞いた曲。やっと、わかった気がした。わかっているつもりで、足りていなかった。

夕方、帰ろうと出口近くまで戻ってきたところで、「ポップコーンないかな」と夫が言い出す。すると息子も「ポップコーン食べたい」と言い、じゃあちょっと食べてから帰るか、となった。目に入ったのは、キャラメルポップコーンのワゴン。大分並んで、買って、ベンチで食べる。もっと早く買えば、何か待ちながらゆっくり食べられたし、味も選べたのだろうけれど。計画性が足りていない。


日が落ちかかったディズニーランド、まだ少し空に赤みが残る中、イルミネーションはもうしっかりついている。ちょっと幻想的な綺麗さだった。私たちはベンチで、「やっぱりコンビニの袋で買うやつより美味しいね」とか言いながら、平和にポップコーンを食べた。ディズニーランド楽しかった?と聞くと、息子はうなずいた。3歳も後半になった息子。夫は「大きくなっても覚えているかな」と言う。
そんなことをしていたら、本当に、するっと出てきたのだ。「また来られるように、頑張って働くね」と。
子どもが楽しいなら、頑張ろうと思えた。

ぼくらは今日も明日も
いっしょうけんめいはたらいて

みんなでまた行けるかな

曽我部恵一BAND「東京ディズニーランド」

後からその歌詞を思い出した。きっとこんな気持ちだったんだろうなと、追体験ってこういうのなんだろうなと、思った。

商業性とか、そういうのがどうでもよくなってしまった。ここで楽しいとか、幸せとか思うのなら、それが全て。そういう空間をつくれるって、すごい、と、ただ素直に思った。
東京ディズニーランドは開園40周年のイベント期間中だった。40年経って、ディズニーは、東京ディズニーリゾートは、文化になっているのだと思った。文化になるって、こういうことなんだな。周りに、いろいろな産業もくっついて、効果が波及して。

ただ、少し前に南小国町へ行って、自然に触れる体験もしていたことで、安心してディズニーの世界に浸れた面もある。世界は、これだけじゃない。素敵な場所は、ここだけじゃない。

私にとって、特別な物語。

ぼろぼろ泣いてしまった。
何度も映画を見て、実写版も、劇団四季のミュージカルも見た「美女と野獣」。
新しいアトラクション「美女と野獣 “魔法のものがたり” 」、本当に物語の中に入り込んだようだった。アトラクションの建物に着いて、映画で見たあのお城の中に入っていく。プレショーで、あの階段の前に立つ。そしてあの晩餐会や、恋の始まりや、ダンスシーン。その場面に自分もいるような。


あまりに母が泣くので、付き合わされた息子も何か察したらしく、文句は言わなかった。

映画の公開から30年以上。物語を研究し成熟させ、アトラクションという形にするには、それだけの時間が必要だったということか。魔法が解けて、古びた建物が美しく蘇るあたり特に、現代の最新技術があるからこそ、感動するほどリアルに見えたのだと思う。

3歳の息子と。

「美女と野獣」、どうしても行きたくて、でも息子は絶対待てないだろうと、課金した(=ディズニープレミアアクセスを買った)。他のアトラクションでもそうだったが、暗いのは怖くなかったようで泣くこともなく、ほっとして成長を感じた。ただこのアトラクションやプーさんのハニーハントで回るのは怖かったらしい。乗るときも一人で座らせようとしたら怖いと叫び、父の膝の上からシートベルトをしめることとなった。

パスを取ったもの以外は、待ち時間の長いものは乗らなかったけれど、それでも楽しめるものだなあ。パレードも待たずに後ろの方から見た。(最近のディズニー映画を見ていなくて、お昼のパレードは母も知らないキャラクターばかりだった。。。)
ただし、何が一番楽しかった?と聞いてみると、息子の答えは「ディズニーリゾートライン」。

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