真夏のシルエット
人を愛することも
未来への夢を見ることも
知らなかった あの頃
夕暮れの砂浜で
君を見たんだ
目の端に残ったシルエット
すれ違いざま 突き抜けるインスピレーション
いつの間にか 微笑むことを覚え
いつの間にか
そこにいるのが当たり前になった
眠らない街の
騒めきに 背を向けて
いつも 二人
星降る浜辺にいたね
並んで歩く足跡すらも
残してはくれない
砂浜に寄せ来る 波と
遠く 雨上がりの空
それでも良かった
何もかも
何も疑わなかった
何も怖くなかった
いつも いつも
幸せだけが見えていた
繋いだ この手が
いつか離れる事を
考えた事すら なかった
目眩く(めくるめく)光と
君の笑顔が
爪先立ちに 駆け抜けた夏
あれから もう何年…?
木の葉舞う 秋の終わり
君は いま 幸せかぃ?
僕は いま
僕は 今
あの日の想い出を
荷造りにしたまま
何も変わらない 心の
置き場所を ただ
探している
遠い日の夢
刹那の恋
告白もできなかった
あの
夏の日
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拙い文章です。サポート頂くことは考えておりませんが
お心遣い下さった方へ、心から感謝申し上げます
どうかこれからも暖かく見守っていただけますように。