渡り鳥のように立ち振る舞う
先日、ドライブ中に、渡り鳥がV字編隊で空を飛んでいるのが見えました。青空を白い渡り鳥が飛んでいる様子は絵になりますね。
V字飛行の理由
単独で飛行するのに比べて、25羽の渡り鳥が連なって飛ぶと、
同じエネルギーで70%も飛行距離を伸ばせるのだそうです。
9羽でも50%とのこと。
過酷な長旅は途中で命を落とす者もあるのだとか。
そんな過酷な旅を続けるための知恵なのですね。
「遠くへ行くならみんなで行け」という言葉が思い出されます。
V字編隊のリーダーは誰か
V字編隊の先頭がリーダーなのかと思ったら、先頭は毎回同じ鳥ではなく、臨機応変に変わるのだそうです。
体力が消耗しつくす者が出ないように補い合うためだそうですが、
特定の1羽がリーダーシップをとっているわけではないのですね。
1羽1羽が、リーダーシップとフォロワーシップを柔軟に発揮していると
いう事でしょうか。
群れの中では声を出し合ってコミュニケーションをとっていて、
一羽がケガや疲労のために脱落して群れから離れると、
複数の鳥が一緒に地上に降りて、けがや疲労の回復を待って、
他の群れに加わったり、新たな群れを作って元の群れを目指したり
するそうです。
その鳥も、再び先頭で飛ぶこともあるのでしょう。
人間の世界も同じ
人間の世界も同じ。
年齢や立場に関係なく、1人1人に強みがあるので、それを活かして
1人1人がリーダーシップを発揮することができます。
また、互いに向上していこうと思えば、丸投げ、放任でなく、
フォロワーシップも大事です。
自分の強みをチームのために存分に発揮し、他者の強みにも目を向けて、
お互いにリスペクトしあい、活かしあい、伸ばしあっていきたい
ものですね。