キング・エイプ
「キング・エイプ」は月光仮面のマンモスコング篇にインスパイアされて作られた短編映画。同時収録されてたメイキングビデオだとキング・エイプはリアルな猿のぬいぐるみ(オレ社長の代理で有名なゴリラのぬいぐるみ並みのリアルさのぬいぐるみ)を二体縫い合わせて作られていてロッドや手づかみや吊りでフレーム枠外から動かして撮影されている。デザインの元ネタは本作監督がテレビ東京で放送されたのを見たアメリカ映画「Mr.オセロマン/二つの顔を持つ男」に登場する双頭のゴリラ。ストーリーは突如学園内に現れたキング・エイプをめぐってそれを捕獲研究を企む生物部と、キング・エイプを神とあがめる新興宗教の隠れ蓑の演劇部が対立する中で、探偵部顧問祝十子が事態を収拾しようと立ち上がるもの。ラスト人造エイプが現れるところでおしまい。
時系列的には
①演劇部がキング・エイプを保護する。
②生物部がキング・エイプの研究目的に引き渡しを要求。
③演劇部の宗教儀式中にキング・エイプが逃亡。
④祝十子と少年科学者と人造エイプがキング・エイプの前に立ち塞がる。
までを10数分で制作している。
ビデオにはグループCASの同人誌が写り込んだり、他に大阪城で巨大化する味皇や銀河旋風ブライガーのオープニング実写版等が収録されていたりしたので関西方面が出所の作品と思われる。
登場人物が結構関西弁で話すし。