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【読書感想文】傲慢と善良

手に取ったきっかけ

小説が読みたい…!!!と思った仕事帰り。たまたま外回りの帰りで横浜駅にいた。ここから電車で数時間移動するから、一冊買って電車に乗ろうと思った。ただ、特に目をつけている小説は無かったし、最近どんな小説が出版されているかもわからなかった。

この本にした理由は、高校生だったか中学生のとき著者のデビュー作「冷たい校舎の時は止まる」を読んでいたからだ。学生の時の自分にはとてもリアリティがあり、とても印象に残っていた。

また、この本が婚活をテーマにしており、今まだ自分は結婚について真剣に考えていないが、いずれ直面する問題なのかなと感じたため興味を持った。

内容

婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

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読んだ感想

総じて考えると、ラブロマンスに含まれるはず…。そこまでのプロセスはとても人間味があり、男女それぞれの視点から語られているため、誰が読んでも感じるものがある。また、ミステリー要素も半分程度あるので退屈せずに読み切れる。

結婚というのは実に難しく、妥協と決断をバランス持って行わないと一生できないものだと感じた。世の中あまた人間がいるわけで、「この人よりもっといい人がいるかも」と思い始めたら永遠にそのループにハマる。

あとこの本で勉強になったことは2つ。
一つ目は「結婚相談所は結婚を考えたら最初に行くべきところ」
結婚相談所は、最終手段と思いがちだが、最初に利用するべきところらしい。法律で質問があったら「弁護士に頼む」のと同様で、結婚で質問があったら「結婚相談所」に頼む。確かにその通りだよな。

二つ目は「女性は怖い」
女性は男性よりも嘘が上手というが、女性同士の場合だと相手の嘘が簡単に見分けられるらしい。恐ろしい。敵に回すと、いいことないかも…?そんなことしなければいいのだが。

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