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ヘタだと悲観する必要はない、お話し
新年を迎えて、新社会人になった人へ
はじめての仕事。
はじめての現場。
はじめての人たち。
何もかもがはじめてで緊張して、仕事そのものも”おぼつかない”と思う。
やっとの思いで仕事を覚えても、その上達の無さに落胆する人も少なくない。
誰だって、最初から上手にできる人はいない。
上手にできる人のほうがめずらしい。
目の前でテキパキと仕事をこなす先輩も、じつは新社会人に成りたての頃は、毎日が苦痛で大変だったはず。
さまざまな経験や年月をえて、あなたは成長した姿を見ているだけ。
ヘタな頃を経験して、上手になったんだ。
ヘタの何が悪いのだろうか?
恥ずかしいから?
早く一人前になりたいから?
周りに迷惑をかけたくないから?
早く早くと、ヘタな自分から脱却したいと思えば思うほど、ヘタな自分を許容できなくなるだろう。
許容できなくなると、それはストレスに変わる。
自暴自棄に変わる。
自己否定感にいっぱいになる。
だから、いまはヘタな自分を認めてほしい。
そして、ヘタな自分を楽しんでほしい。
なんか、ドMプレイを強要しているような感じで申し訳ないですが…(-_-;)
【ヘタな人だけが持つ最強の特権】
「いやいや、さっさとヘタな自分を卒業して一人前になりたいっす!!」
そういった若い人へ。
ヘタな人が持つ特権を理解すると、ヘタに憧れちゃうかもしれません。
ヘタな人が持つ特権は、2つある。
ひとつ、「成長の楽しみを感じられること」
ふたつ、「新しい発見にワクワクできること」
なんでもカンタンにできる人には、とうてい理解できない特権だ。
いま、まさに成長を実感できるチャンス!!
ヘタな人、つまりはじめたての人は、すべての行動のスタートラインにたったばかりになる。
何をやるのもはじめてだし、分からないことだらけ。
新社会人は、朝から出勤するだけでも、慣れない時間帯で起床。謎の通勤ラッシュに巻き込まれて出社。出社して、すぐに先輩の言われるように仕事を覚えることで必死になり、あっとういまに一日が終わる。
すべてははじめてだから、頭で考えて意識するからこそ、濃厚な一日を体験できている。
まさに、成長という「伸びしろ」がたくさんある状態を指す。
何もできない状態って、歯がゆくてツライ。
でも、ひとたび「やり方」を覚え、無意識に身体が動くようになると「やってて気持ちいい」感覚を味わえる。
「これが成長できてるってことか」
と、実感できる。
これは、ある程度、上手な人には分かりづらい表現になる。
だって、意識しなくてもできちゃうから。
だからこそ、悲しい表現になっちゃうけど、「成長の楽しみ」を実感できない。
そして、”できる人”に求められるクオリティは、高いものになる。
とうぜん、難易度も高いので達成感はハンパないが、同時に挫折しやすい。
上手な人って、意外にも「伸びしろ」の幅は少ない。
できるからこそ、「できないことの幅が少ない」ことが致命的なんだ。
「できないことの幅が少ない」
⇒成長の楽しみを実感しにくい
それよりも、ヘタな人はできない幅があるからこそ、成長の楽しみも実感しまくりになる。
「できないことの幅が多い」
⇒成長の楽しみを実感しまくる
「おら、ワクワクすっぞ!」
ドラゴンボールの名セリフから引用しました。
ドラゴンボールの主人公、孫悟空は、つぎからつぎへと強い敵キャラを倒して強くなるお話し。
まさに、パワーのインフラを起こす漫画として有名ですよね。
目の前に見たこともない強キャラが出現。
「どんなふうに倒せばいいのか分からない」
「そもそも、倒せるか分からない」
そういった未知の状態を孫悟空は、「ワクワクする!」と表現します。
そうです。
誰でも、はじめてのことにチャレンジするのは、好奇心をくすぐりワクワクするんです。
ヘタな人は、言ってしまえば「未知の開拓者」みたいなもの。
何をするにも”新しい発見の連続”です。
だからこそ、楽しんでください。
この気持ちは、Netflixで面白いアニメを見つけたときのワクワクと同じで、ちょっと、自分的には”うらやましい”とさえ思います。
だって、中身を知っちゃっているからこそ、楽しみが半減しちゃってるんです。
知らない=ヘタな状態 だからこそ、すべてが”未知””で”楽しさ”しかなくて、ワクワクするんです。
いつかは遠い昔のように感じる「ヘタな期間」を大事にしてほしい
人は、成長する生き物である。
ヘタな人も、回数を重ね、年月を重ねれば、おのずと成長する。
そして、成長する幅の少ないなかで、いかに成長するかという段階を迎える。
そうなったときに、思い出してほしい。
「新社会人になりたての頃は、なにをやるにも大変だったな」
「はじめての経験は、苦労しかないけど、楽しかったな」
そう思えるように、いまはヘタで何もできないことを悔やむ必要はないと思う。
できないのは当然。
ヘタはヘタなりに、楽しんだもん勝ち。
いつかはヘタな自分を卒業しちゃうんだから。
そうなったら、ヘタな自分に戻れなくなるんだぞ。
ワクワクしていた自分には戻れない。
成長を実感する自分には戻れない。
なぜか…「ヘタな自分」をいとおしくも思えてくる。
新社会人のみんな。
ガンバレ!!
ヘタな自分を楽しんでほしい!!
by ヘタな期間をなかなか卒業できずに先輩に苦労をかけた人間より💛
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