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信頼関係によって、いとも簡単に言葉は相手に響かない理由

相手のために
「こうしたほうがいいよ」と指摘する。

相手の将来を思って
「そういうふうに考えたらいいよ」と教える。

相手の立場から
「このように動いたらいいよ」と意見する。

アドバイスの前提には、
”相手のため”を意識して発言する。

が、

届かない。



むしろ、反抗的な態度を取ったり
うやむやな反応で終わったり…

悪ければ、傷つける結果となり
その後のコミュニケーションが難しくもなる。

「良かれと思ったのに」は、
往々おうおうにして相手のためになる!
…とは限りません。

悲しいですよね…😥


「分かりました!やってみます!」と
返事する職場の後輩。

「えぇ~!もっと別の方法がいいです」と
返事するもうひとりの後輩。

それぞれの違いは
どこにあるのでしょうか。


職場での経験歴や立場によって違いはあれど、
もっとも大きな要素といえるのは『信頼関係』です。


出た!信頼関係!!
この手のたぐいで出てくるキーワード!

心の声


「信頼関係」とは、言葉のごとく
お互いに信じて頼り合える関係性を指します。

「この人なら何でも話せる」と感じ
一方的にならずに双方に信じあえているかどうか。

信頼関係というフェーズに移行しないうちは、
相手にとっての意見はどれだけ相手のためを思っても
ノイズにしかなりません。

(ツライ…)




✔とある職場の
 お話し

わたしの部下にAくんがいます。

Aくんは、わが社で
社会人5年目を迎えます。

新人1年目の部下をかかえるほどに
業務内容も着実に覚えて
日々の仕事に励んでいます。

ただ、5年目ともなると出てくるのが
「マンネリ」というやつです。

Aくんは仕事に慣れてきた状態に突入したため、
手を抜くようになったんです。

まぁまぁ、
「つねに100%のチカラで
 仕事しなさい!」とは言いませんが…

手を抜くからこそ、あと少しが足りない。

そして、あと少しが足りないからこそ
ちょっとしたことの失敗が増えていました。


先日、業務で使用するガムテープが少ないので
在庫管理のAくんに依頼しました。

「もうすぐ、ガムテープなくなるよ。
 本社に発注をかけてね」

Aくんにそう伝えると、返答します。

「分かってますよ~。
 あとでやっとくんで」

そう言われたので、
「早めにやっといてよ」と
その場は終わりました。

その後、1週間、2週間がたち
いっこうにAくんから
ガムテープ発注の進捗状況の報告がありません。


忘れているといけないので
わたしはAくんに伝えます。

「Aくん、ガムテープの件どうなった?」

Aくん
「あ~、いまやるとこでした。
 時間できたら発注をかけます」

わたしは、みかねて
もう一度、Aくんに言及します。

「前にも伝えたときは、やります!って話しだったけど
 今回も後回しにされたら困るんだけど。
 きっちり、やっといてよ」

すると、Aくんは
「いや、分かってますよ。
 いま、やるとこだったんですよ!」
とのこと。


わたしは、その場で唖然としちゃいました。

まさかの子供じみた反論に、
空いた口が塞がらなかったのです。

わたしとしては、ガムテープを発注しないと
業務に支障が出るため
担当者のAくんへお願いしただけ。

ましてや、担当者であるAくんの管理不足もあって
「良かれ」と思っての進言でした。

ただ、Aくんには届いてませんでした。

これこそ、信頼関係の欠如から生まれた
悲しい結末。

相手からすれば、わたしの言葉は
ただのノイズでしかないのでしょう。









ここでは
職場のAくんのお話しを題材としました。

わたし自身はAくんと
『密接な信頼関係を築けていた』と感じていました。

一緒にゴルフに行く仲でもあれば、
飲みに行く機会も多々、ありました。

ただ、蓋を開けてみれば
今回のような事例に直面したのです。


「信頼関係を築く」って、
言葉で言えばカンタンだけど、
現実には難しいものです。

つねに環境だったり、その人の性格だったりで
流動的で変化し続けています。

たった一言の失言だけで、
ズバッと関係性を断ち切る人もいるぐらい。


人間関係って、難しいです🤔


こちらの記事が
皆様の参考になれば幸いです。


では、また。
失礼します。

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