俳優事務所を辞め、新しい日々の始まり。
24歳の時の僕は俳優事務所に所属していましたが、6年間の俳優活動を経て、俳優の夢を一旦横に置くことを決意。
所属事務所へ辞めることを伝えに行きました。
1.当日
約半年間お世話になってきた俳優事務所のマネージャーを呼び出しました。
良い話は伝えやすいけど、良くない話は伝えにくいもの。
お伝えしたいことがあるので、お時間頂けますか?
普段呼び出したりしない僕が、マネージャーを呼び出すだけでも、ものすごく緊張しました。
2.伝える
どのように伝えたかは、あまり覚えていません。
止められることは分かっていたので、止められないように、前向きに話をしたと思います。
事務所を辞めて仕事をして、人生経験を積みたいと考えています。
マネージャーは、僕の話をすべて聞いてくれた上で、こう言いました。
分かった。でも、せっかく入ったんだから、辞めなくていいと思う。一時休止という形でどうだ?
また気が変わったら、いつでも戻ってこい。
他にも事務所に所属している俳優がたくさんいる中で、引き止めるでもなく、追い出すでもなく、また戻るチャンスをくれました。
完全に辞める気でいましたが、マネージャーの配慮により、一時休止という形で事務所には残ることになりました。
3.旅立ち
こうして僕は、6年間の俳優活動を一旦休止しました。
「俳優を辞めるわけではない」という考え方が、僕の救いでした。
事務所のマネージャーと話した後、事務所を出て、「お世話になりました」という気持ちを込めて、事務所に向かって一礼。
ずっとモヤモヤしていたものが無くなり、晴れ晴れしい気持ちになりました。
それから
ここまでが、僕の人生の第二章です。
俳優活動をやりやすくするために働いていた、飲食店のアルバイトも辞めることになり、一般企業への転職がスタートします。
一般的な社会のレールを外れた道を歩んできた者が、一般企業で働くということは、なかなか簡単なことではありませんでした。
続きはまた次回お話しします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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