ずっと家族だった姉が義姉だったので、恋人同士になりました。第2話
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夕飯を食べ終えて部屋に戻ると、姉さんが入ってきた。
「弟君、ちょっといいですか?」
「ん? なに?」
ベッドに腰掛けている僕の隣に座りながら、姉さんは話し始めた。
「改めてですけど、今日はありがとうございました」
「こちらこそ。楽しかったよ」
そう言うと、姉さんは満面の笑みを浮かべた。
「私もです! 弟君とデートできて嬉しかったです!」
本当に嬉しそうだ。
ここまで喜んでくれるとは、僕も嬉しいな。
すると、急に真面目な顔になったかと思うと、何かを決心した