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3つの好きな映画|東京という異国[PERFECT DAYS + LOST IN TRANSLATION]

関東と関西はとっても似てる

見慣れた関東の地図を45°回転してみる。隣に大阪の地図を並べてみる。するとなんだかとっても似たようなカタチに見えてくるからおもしろい。右上に湾が広がり、左下にいくと太平洋へ抜ける。

似ている街が重なり合う

神戸横浜
尼崎
川崎
千葉
岸和田
木更津

淀川荒川
大和川江戸川
USJTDL

武庫川多摩川
宝塚
世田谷
万博公園
明治神宮

芦屋田園調布
門真市
足立区

唯一残念なのは、皇居と大阪城、通天閣とスカイツリーの位置が少し違う点。淡路島は横須賀なんだ、という気づきも新鮮でおもしろい。

視点を変えると見えてくる
関東と関西の奇妙な共通点

東京と大阪はとっても違う

JRの大阪環状線山手線が同じ大きさの円だと思ってしまうと、大変危険。脳内で距離感を補正せず東京の街を移動すると、目的地までなかなかたどり着かない。。

地図を並べると一目瞭然。まったく大きさが違う。大きさだけでなく、地形の高低も全然違う。大阪は大阪城のまわりだけ高地で、あとは全部低地。東京は東が低地で、西が高地。パッキリふたつにわかれている。

東京の地図を拡大すると、複雑に入り組んでいることもわかる。大阪はシンプルで、東京は複雑。ひとつの街に高低差が入り乱れ、それがそのまま東京の社会階層の複雑さも表しているかのように、、

視点を変えると見えてくる
東京はとっても面白い

ということで、東京が舞台の映画を2つ。どちらも外国の監督の目を通してみた東京。でも、全く正反対の2つの映画。視点が変われば、見え方もかわる。東京という異国でもどうでしょう、という話。

PERFECT DAYS  と LOST IN TRANSLATION

どちらも東京を舞台にした映画なんだけど、ふたつは色んな意味で正反対。2つの映画を見比べてみることで、新しい東京を感じることができるかも。

P|PERFECT DAYS
L|LOST IN TRANSLATION

P|監督は男性
L|監督は女性

P|下町の話
L|山手の話

P|母国の庶民
L|異国のセレブ

P|舞台はトイレ
L|舞台はホテル

P|居酒屋と銭湯に通い
L|バーとプールに通い

P|静かな日常を描く
L|揺らぐ非日常を描く

P|東京の木漏れ日が印象的で
L|TOKYOのネオンが印象的で

P|充実した朝を迎える
L|孤独な夜を過ごす

P|パーフェクト・デイズ
L|ロスト・イン・トランスレーション


PERFECT DAYS

東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。


LOST IN TRANSLATION

ウィスキーのCM撮影のため来日したハリウッドスターの中年男性ボブ。倦怠期の結婚生活から逃れる口実と2万ドルの出演料のためになんとなく引き受けたものの、言葉が通じない中で疎外感を募らせていく。一方、若い女性シャーロットは写真家の夫に同行して東京へやって来たが、夫は仕事で忙しく、ホテルの部屋でひとり孤独な日々を過ごしていた。滞在先のホテルで偶然知り合ったボブとシャーロットは急速に親しくなり、ネオンきらめく東京の街へと繰り出していく。


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