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しんどい時。力まずに乗り切るためには?
辛い出来事があったり、仕事や育児が思い通りにいかないとき。
大きな問題が起こったとき。
気分が落ち込んで、人と比べて自分はどうしてこうなんだと思ってしまう時期がありますよね。
そんなときに無理に元気を出すのではなく、力まずに楽な気持ちになれる言葉を今日は紹介したいと思います。
ベストセラー作家の川上未映子さん。
女性の生き方やフェミニズムをテーマとした講演会にも登壇しています。女性の憧れの存在であり、オピニオンリーダーとも言えます。
川上さんの著書「深く、しっかり息をして」で、川上さんが辛い時に思い出すおまじないのような言葉について語られています。それは、詩人で文筆家の銀色夏生さんの本に出てきた言葉だそうです。
「今、どんなにしんどくてもうだめだと思っていても、三ヶ月だけ待って、三ヶ月だけ我慢して」
川上さんが離婚をしたときに支えとなった言葉だそうです。
今がどれだけしんどくても、3ヶ月だけ我慢すれば違う景色が見えているはず。ということを、川上未映子さんは教えてくれています。
「石の上にも3年」は長いですが、3ヶ月をまずは耐えてみることならできそうな気がしてきます。
また、イギリスの貴族の家庭に生まれ、各国を渡り歩き、京都の大原へ移住したベニシア・スタンリー・スミスさん。
これまでの人生を振り返り、ゼロからの再出発を何度も繰り返してきたと言います。
お金もない中で貴族の家を出て、大原の地に流れ着いたというベニシアさん。
家を出たときは自分がこの先どうなるかなんて、想像もつかなかったはず。実際は、外国から来たベニシアさんを地元の方々が暖かく迎えてくれたそうです。
そんなベニシアさんが著書で作者不詳として紹介されている言葉が印象的です。
「嵐が過ぎ去るのを待つのではなく、雨の中でも踊ることが人生なのです」
うまくいかないその最中で、もがく「今」こそが人の生き様そのものであることを教えてくれます。
また、作家の伊集院静さんの「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている」という言葉は、耳にしたことがある方もいるかもしれません。
どうして自分だけこんな酷い目に合うのか、と思った時。
例えば、みんなが幸せそうに子育てしていたり、仕事が順調そうだったり、楽しそうに過ごしているように見えるとき。
この言葉に救われる人は多いのではないでしょうか。
伊集院静さんは元妻であった夏目雅子さんと死別しました。そんなときにこの思いに行き着いたそうです。人のことは結局その本人にしか分からない。みんなそれぞれに何かを抱えながら生きているんだ。ということを教えてくれます。
これらの考え方は、気分が落ち込んでしまうようなことが起こったその最中でも、今できることをやることこそが人生だと教えてくれます。
そして、そう考えると少し肩の力が抜けてきませんか?