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歌舞伎から学んだ2つのこと
市川海老蔵「古典への誘い」を鑑賞してきました。
コロナ渦だからか90分ほどの短い舞台でしたが
心から湧き上がる感動の連続でした。
http://www.zen-a.co.jp/koten2020/
(感染対策万全で、安心して鑑賞できましたよ)
始めに「寿式三番そう」
海老蔵様が舞います。
この舞いの意味は
”地を耕し、種を撒いて、実がなるのを祈る”ということらしいですが
(もっと深い意味があります。表現力乏しくて嫌になる…)
コロナ渦に当てはめると、
今は、踏ん張り時だけど必ず明るい未来はやってくる。
そんな思いを込めた、と話されていて
海老蔵様の信念や思いやりが伝わってきました。
表現は人それぞれ。
何を思うか、思いを出すか出さないか。
ぐずぐずしている自分のままではいけない、と思いました。
これが学び1。
そして、
「男伊達花の吉原」では
話の内容は少し置いといて…(なぜっ)
体の作り、
着物を召していてもわかる体幹の強さ、
品を感じる佇まい、
美しい姿勢。
体はその人を物語るということ。
最初からこんなに美しいわけじゃない。最初から品があるわけではない。
積み上げてきたからこそ今があるんだ。
ということを目に焼き付け、感じたことを心に注入しながら、見つめていました。これが学び2。
なぜ私は今自分を磨きたいと思っているのか。
どうなりたいのか。
今まで、好きになり切れなかった自分を好きになりたい。
好きになる一つとして自分のカラダを好きになりたい。
好きなカラダというのは、無駄のないカラダのこと。
「なりたい、なりたい」で43年中途半端に生きてきたけど
自分を信じて自分を作り上げたいと思う。
カラダを変えることができた時、きっと自分の心も変わっていると思う。
私は笑顔で毎日を過ごしたい。
死ぬときは
「とにかく笑顔が忘れられないよね」と人の記憶に残る最期が理想。
ぎりぎりまで
「ありがとう。出会えたことに感謝。」と言っていたい。
人としての美しさを見ながら
自分の見つめ直しまで出来た貴重な時間でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。