未来は常に過去を変えている
こんにちは、たかひとです。
普通、人は変えられるのは、未来だけだと思っていますよね。
でも実際は、未来は常に過去を変えている。
あるいは、変わってしまうともいえる。
なぜなら、未来によって新しい情報が加わり、認知が変わると、過去の意味が変わってしまうからです。
そうすると、過去は変更できない事実の積み重ねではなく、
現在から観察され、意味が更新し続けるものになります。
ここで問題となるのは、認知及び観察です。
この質が悪ければ、過去は納得できないままの状態で保存されることが充分考えられます。
認知バイアスという言葉があります。
意味は、人間が物事の判断や意思決定をするときに、過去の経験や先入観、思い込みなどの影響を受けて合理性を欠いた判断をしてしまう心理傾向のこと。
はい、私の場合、吃音から来る認知バイアスに思いっきり支配されていました。
無意識的にマイナスの認知を行っていた、とも言えるでしょう。
ところで、無意識的な認知を少しでも把握するためには「仮説」が有効とのこと。
仮説を言語化し、意識することで、無意識的な認知も少しは意識できる、ともありました。
無意識的な認知の意識化、つまり認知の更新ですが、
現実では、よほどインパクトのある体験をしないと世界の見え方が変わるほどにはならないとのこと。
その点私は、今年の8月に交通事故に遭って、コンマ何秒の差で生き残った経験をしたので、実感できました。
ただ、そんな非日常的なことに出会わなくても、物語の中だと認知が変わり、世界の見え方が変わることを実感しやすいとのことでした。
それが、物語・フィクションの力です。
認知の更新には、観察がキーポイントになってきます。
でも、観察によって世界の見え方が変わるのではなく、認知が変わることで、世界の見え方が変わるとのこと。
心理学の認知行動療法につながった、と感じました。