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教育のためのTOCツールは、本当に現場で使えるのか?~自己評価編2~

 教育のためのTOC(TOCfE)のツールの中に【ロジックブランチ】(ブランチ)というものがあります
これは、
下のハコが原因となって
上のハコが起きるという因果関係を現わしています

ルールは、主語述語のある平叙文を一つのハコに一文ずつ入れていきます
もし、「~や」や「~と」のような二文以上(複数の意味を持つ文章)に
なるときはハコの数を増やします

それが、同時に起きると一つの結果になる場合(&・かつ)は
それらの同時に起きなければならない原因のハコの矢印を
『 ◡ (バナナ)』でくっつけます

実際に高校生に、教材をこのツールで考えさせると
最初はほとんどの子が『チャート』を書きます
時間軸で考えるほうに慣れているようです

しかし、チャートにすると『よくわからない未知の知識』を理解させることは難しくなります

チャートの良さと、ブランチの良さは使い分けなくてはなりません

何が違うのかというと、コチラのサイトが最も分かりやすく書いていると思います
良かったらご参考までに( ´艸`)

ただし・・・・・
生徒たちに『できる』ところまで教える事は、以前にも書いたように非常に難しいのです

もし、生徒が実際に描いたものを評価すると
感情的な摩擦が生じます

「ダメなんですか?」や
「どうして、ダメなんですか!」や
「自分は、これでいいと思います!!」や
「模範解答教えてください」などなど・・・・

自分を否定されたと受け取ってしまう子たちが、少なくなく現れます
これでは、信頼関係が崩れてしまい
良好な教育ができません💦

去年一年間の振り返りの授業の時の記事です
良かったら( ´艸`)

なので、今年は替えてみました


これを添削して、図を完成してください

というプリントを用意しました
わざと、不完全なブランチを提示
これを、高校生250人でやってみました

これは、良かったみたいです

『考え直し』や『評価』などの言葉もTOCの中では通用しますが
生徒たちには、反発があるようです
確かに、それまでの学校経験の中ではあまりいい意味では無いのかもしれません

彼らは、TOCを学ぶ目的で高校へ来たわけではありません
だから、TOCの世界で通じる独特の言葉は
積極的には使わない方が、理解が早いという事を実感しました

便宜上、名前が有った方が共有しやすいものは
固有名詞として使います
例えば、「ブランチ」や「バナナ」などは覚えてもらいますが
「CLR」や「お作法」「評価」「考え直し」などは使わない方が良いようです

CLRは、添削
お作法は、やり方
評価は、確認
考え直しは、言い換える
と表現しても、十分に通じました

参考になれば。。。。。( ´艸`)

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