「思考・判断・表現」や「主体的に学習に取り組む態度」の個人差はハッキリわかるが、数値化が難しい
『確認テスト』と『到達テスト』で【主体的に学習に取り組む態度】は
はかりました
プレテストとポストテストでの獲得ポイントの差は、出ます
しかし、そこに【思考・判断・表現】の評価を考慮すると。。。難しいのです
ノー勉で、小中に習った範囲で『確認テスト』をしました
翌々会で、同じ問題で『到達テスト』をしました
お勉強(暗記)が苦にならない生徒たちなので、満点を取る子の方が多いです
しかし、実際に授業で図解をさせるワークでは
ノートすら机上に置きません
まぁ。テストが100点でも『評価10』を付けない様にするための
新学習指導要領ですので、『評価1』になる可能性も残ってはいますが
それで、クレームにならないのかな~~~~
と不安は残ります
この新年度にやったことは、こんな感じです
リモート授業を受ける子のための無音と
対面を受けた子の復習用の解説アリと2バージョンですが
一つだけ、挙げてみます
https://www.youtube.com/watch?v=EHq6eN-6TwI
簡易的に作ったものなので、聞き苦しい所もありすみません
この図解は、35分で仕上げます
生徒達が作ったものを見てみると
付せんの数は、10枚以下です
その後、10分で生徒同士で吟味します
授業の1コマは、ここまでです
提出したものを評価し(コメントを入れます)
その後
新たな15分間で再構築してから
わたしが、点数化します
ここが、【思考・判断・表現】と【主体的に学習に取り組む態度】の評価対象になります
次回のテーマからは、生徒同士も相互評価にします
ただ・・・・既に、差が出ています
このまま、バディさんのみ(ひとりだけ)のシェアで成績をつけると
まず、苦情になると思います
わたしには、違いがわかりますが生徒本人には分かりません
これは、毎年1学期に起きる悩み事です
なので、
コロナ前にしたように
廊下掲示で学年シェアが安全です
初回は無理でも早い時期がおススメです
こんなに深く考える同級生もいるんだ~
や
これが、あるんだもん。自分の評価(成績)はこれより低いよね~
みたいな本人の納得&気づきが必要です
そして、1学期は 『TOC(Theory of Constraints)理論』
という言葉は厳禁です
『ブランチ』というのも止めた方が良いです
ICT教育を受けている生徒達は、直ぐにたどり着きます
例えばこれ。。。。生産で働いたことのない生徒たちは混乱します
履修時間は、正味13時間程度です
この時間を、全てツールの描き方指導に使えるわけはありません
何より、このツールは容易に理解できるような代物ではありません
自分だけの経験則ですが
13時間でマスターなんてできないと、わたしは思っています
えっと。。。
TOCのプロのかたや、社会人でこの理論で成果をあげているかたに
攻撃しているわけでは無くて(;^_^A
あくまでも、【高校生が教科の中で】という前提です
『体験』や『お試し』くらいであれば紹介はできると思います
それでも、1回(40分)で理解はできません
例えるならば
言葉は理解しているし、意思の疎通もはかれるオシメしている3歳児に、
徒然草を話しても理解できないのと
同じレベルだと思います
まず、日本語を教えて
書き言葉と話し言葉の違いを教えて
現代文を教えて
これらを教わっただけでは無くて理解できている子に、
素晴らしい文学を教えないと・・・
勿体ないですよね?
2学期くらいになると、コツをつかむ子が必ず出てきます
そこまで、待つのです
その子が、友達にコツを教師が指示をしなくても話してくれます
後続の生徒も、仲間ができているとなると向上心がムクムクとクビをもたげます
ここからの、加速はすさまじいです
もはや、放置していても走り出してくれます
丸暗記の考査しかやらない子は、その子の自由です
加えて
中間考査までは、『ブランチ(十分条件ロジック)』や『クラウド(必要条件ロジック)』などの言葉も使わず
ましてや【ボトルネック】などは、高校生のうちは言わずに
大学生や社会人になってからの伸びしろを貯えさせたい
と、わたしは考えています
TOCのプロの諸先輩がた
すみません。。。。しばらく、黙認でよろしくお願いいたします
学校現場の先生がた
教科問わず、このツールは活用できると思います
ツールを教えるのではなく、ツールを活用して
生徒の「思考・判断・表現」や「主体的に学習に取り組む態度」を
引き出せると実感しています
ご興味がおありの先生方は、是非!!!