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2年目のケアパッケージ

昨年初めてケアパッケージなるものを知った。

生活に必要な物の詰め合わせ、故郷のお母さんが送ってくれる仕送りみたいなイメージ。私はそれを誰かに送りたくて、さっそく職場の同僚に贈ったところとても喜ばれた。で、調子に乗ってまた今年も贈りたいと思ってしまった。


そういえば“ケアパッケージ”というのは、ゲームの世界でも使われる言葉らしい。『Apex Legends』という戦闘ゲームの中で、武器や補給物資などが空から降ってくる、それがケアパッケージだ。昨年ケアパッケージを贈った一人の方は、お子さんがそのゲームのファンだったらしく、家に帰って
「今日ね、職場の人にケアパッケージをもらったの」
と意気揚々と話すと、お子さんが
「え?ケアパッケージ?(武器?)お母さん、誰に貰ったん?」
とやたら食いついて来て「え?何?!」と思ったら、そういうことだったと教えてくれた。


さて、今年は何を入れようか。
ケアパッケージの良い所は、いろんな物を少しずつ詰め合わせることが出来るとこ。普通だったら例えばお菓子ならひと袋まるまるとか、ひと箱とかをあげることになるが、ケアパッケージだとひと袋のお菓子をバラバラにして何個かに分ける。つまり、私は入れる物を何種類か選べる。人にあげる物を選ぶのは好き。すごく楽しい。組み合わせとかバランスとかいろいろ考えながら選ぶ。もう一つ気をつけているのは、高価にならないこと。これはプレゼントではなくケアパッケージなので、気を遣わせてはいけない。いつもちょこっとお裾分けをするお菓子の延長で、いつもよりいっぺんにいろんな物を貰っちゃった、そんな感じが理想的。


トップ画像が、そんな私のケアパッケージ2021度版だ。


昨年は、入浴剤がチョコレートと間違われてぬか喜びさせてしまったので、今年は紛らわしい入浴剤はやめた。タオルハンカチやスポンジは、洗面所周りで使える。後はおやつ類と飲み物。計算してみたら、一人当たりちょうど500円くらい。予定通りの金額で完成した。


並べて眺める。もし私がこれをもらったら嬉しいか?
うん、嬉しい。大した物は入ってなくても、いろいろあって目にもカラフル。
昨年同様、お礼は要りませんよって言おう。そう、これからも仲良くしてもらえたら、それがお礼代わり、それで良いんです。ところで、実際渡したところ、入浴剤についてまたも物議。私が半分冗談で「それ、お菓子じゃないからね」と言って昨年の笑いの続きを取ろうとしたら、逆に「え、お菓子かと思った。去年はお菓子に見える入浴剤、今年は入浴剤に見えるお菓子かと‥」おいおい、そこまでツッコまれるとは。よし来年こそ!‥って、来年も贈るつもりである。



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