検索してみたら意外と庶民的でホッとした話
映画やテレビを観てて出演者さんのお洋服とか持ち物に思わず「可愛いっ」って思うこと、あります。ネットにはそういうことを専門にチェックしてる人が結構いらっしゃって、たいていのことは調べたら分かるから便利。とはいっても、可愛いな、欲しいなと思って検索してもそこはやはり芸能界、価格が私の許容範囲を越えていることも多い。また、ネットに情報が出てるってことは私だけではなく他の人も知るところで、既にsold outしている品物も少なくない。
どちらにしても、私は検索こそしてみるものの、実際に購入したことは無い。
以前、あるドラマで主人公の使っているお弁当箱に心惹かれて検索してみたけどどんな検索ワードを入れてもヒットしなくて諦めた。その人が使っていたのは角ばった形の2段のお弁当箱。お弁当箱なので別に全く同じものでなくとも、“〜っぽい”もので充分。そこからは、出かけた先でお弁当箱を探して、結局あんまり角ばってはいないけれど自分が気に入る物を見つけて満足したのだった。お弁当箱そのものよりも、それを食べているその女優さんを観てるのが好きだったのかも。
今放送中の『Dr.チョコレート』で主役のDr.チョコレートを演じている白山乃愛ちゃん、11歳。ドラマそのものよりも乃愛ちゃん見たさに毎週楽しみにしているドラマ。ホントに可憐で可愛くて、華がある。ドラマの役柄さながら、周りを固める百戦錬磨の俳優さんたちを牽引している感じがして、可愛いだけじゃない、持って生まれた才能を感じる。いや、ホントすごい子が出てきたなって、誰目線か分からないけどいつも私は感心しているのだ。ちょっと笑えるのは、乃愛ちゃん演じる唯が手術チームのメンバーにあだ名を付けているのが実に“そのまんま”でそういうとこは子どもらしさ全開なのだ。鰻が好きな人には“ウナギ”、いつも通帳残高を気にしてる人には“残高”、売れない芸人をやってる人は“お笑い”、みたいな。これ、最初は慣れなくてイマイチだと思っていたけど、慣れたら結構しっくりくるのがウケる。
そんな乃愛ちゃんがドラマで着ているお洋服が毎回とっても可愛い。ヘアスタイルはいつも外巻きヘア、そのヘアスタイルに負けない個性的なお洋服に毎回目が釘付け。初めて登場した時は、赤地に黒い大きめのドット、襟元に黒のリボンの付いたワンピース。赤いタイツに、黒いちょっとハードな感じのショートブーツ。これが見事に似合っていた。
その後も、肩にフリルのついたチェックのジャンパースカートや、刺繍の施された楕円形の白い襟が何枚も首の周りを囲んでいるカラシ色のワンピース(←これ、私の一番のお気に入り)、同じく刺繍襟が付いた黒いジャンバースカート、そしていつもそれに合う、カラータイツを履いている。季節感が少しズレているのは、撮影時期と放映時期がズレたと思われるのであまり気にしない。黒い襟が付いた、紺色に白いピンストライプのワンピース(昨日の放送でも着てました)に赤いタイツを合わせてたり、なかなか上級者のコーディネート。共通しているのは、子どもらしく少しハイウェストで切り替えがあってふんわりしたシルエットのスカートものということ。きっと子ども服とはいってもハイブランドのお高いお洋服なんでしょ?
ところが検索してみたら意外にも、どのお洋服も3000円台〜6、7000円台という、庶民の手が届くお値段の物ばかり。全部を調べたわけではないけれど、このデザインならば子ども服としては納得のいく価格だと思う。しかもドラマ内で既に同じお洋服を何回も着ている。取っ替え引っ替え次々に新しいお洋服を着るのではなく、何着かを着回しているところがなんとも親近感が湧いちゃう。
あぁ、こんな可愛いワンピース、子育てしてる頃にあったら買ってあげたかったわー。うちのバブ(孫)は男の子だし。あぁ、残念。
小さい女の子を育ててらっしゃるお母様方に是非おすすめしたいですっ!
あと余談ですが、古川雄大さんに目が釘付けで。以前『ヤンキー君と白杖ガール』というドラマでハンバーガー店の店長を演じてらして、その時の名前が“茶尾”さんで、いつも「チャオ〜」って挨拶するっていうキャラだったため、それ以来我が家では古川さんのことを“チャオ”って呼んでいます。映画『東京MER』にも出演されてました。乃愛ちゃんと共に、チャオのことも応援していきたいです。