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キラキラ輝く人生に


うちのお孫ちゃんが先月で1歳になった。“スクスク”では足りないくらいの勢いで成長している。お孫ちゃんだけを見ていたら、まだまだ小っちゃくて可愛いくてたまらないのだけど、よそのお子さんと並ぶとやっぱりお孫ちゃんは大きい。体重は10kgを超えた。重い。それでもギリギリ平均内だ。


お誕生日当日には、ママ手作りのケーキをほぼ一人でたいらげた。“スマッシュケーキ”と呼ばれているらしく、ケーキをスマッシュ(=壊す、潰す)しながら食べる最近流行りのイベントらしい。汚してもいいようにマットを敷いてその上で、服も着ずおしめだけの格好で、手掴みでケーキを食べている動画が送られてきた。生まれて初めてのケーキだ。さぞ美味しかったことだろう。

食パンで出来ているスマッシュケーキ


その週の週末には両家の祖父母(他人事みたいに言ってますけど私たち夫婦のことです)を交えて昔ながらの“一升餅”と“選び取り”の儀式。
“一升餅”は、一生食べるものに困らないようにとの願いを込めて、背中に背負わせる。最近はお餅ではなくハード系のパンが人気だそうで、2kg近いパンを名前入りの風呂敷に包んだものを背負わされていた。うちのお孫ちゃんはまだ伝い歩きしか出来ない。重いパンを背中にくくりつけられて、泣きながらハイハイする姿が愛おしい。立って歩けたら“立身出世”を意味するらしいが歩けたらから良いってもんでもなく、座ったら“家を継ぐ”とか、転んだら“厄を落とした”などと、それぞれポジティブな解釈がされる。


そして“選び取り”。子どもの前にいろいろな物を置いて、どれを選ぶかでその子の将来を占う行事だ。うちの子の頃には、そろばん(電卓だった)、筆、お金を置いていたが今はもっと沢山のアイテムを置いたり、それ用のアイテムのセットがある。おままごとの道具みたいに、例えばハサミとか楽器とかスポーツ用品みたいなものがセットになっている。今回は具体的な“モノ”ではなく、その職業を表す絵が描かれたカード(トランプ大のカード)が用意されていた。それをバラバラと床に並べて、お孫ちゃんがどれを手に取るかを皆で見守る。

どれにしようかな?

お孫ちゃんが取りやすそうな位置に、親が取って欲しいカードを並べるという若干の忖度があったが、あまり役には立たなかったようだ。結局お孫ちゃんが手にしたのはこの2枚。

ミュージシャンとサイエンティスト
早速お口で検品したためヨレヨレ

母親としては、ミュージシャンのカードだけは引かせたくなかったようだが、自分も大学時代はサークルでバンド活動に明け暮れていたのだから“血”というやつなのだろう。
どうやら、お孫ちゃんは第2の福山雅治=湯川学先生みたいになるらしい。歌うサイエンティスト!(本人と本人のハマり役がごっちゃになってます)楽しみだ。

町の広報誌にも写真を載せてもらった。もちろん願い出たのだが、写真の下には両親や祖父母からの一言メッセージが添えてある。ほとんどの子は『すくすく元気に』とか『いつも笑顔で優しい子に』とかのメッセージが書かれている中、お孫ちゃんのはこうだ。


君の人生が光輝くものになりますように!

私もそう願う。
ちなみに、我が家からのプレゼントは三輪車。毎回お孫ちゃんへのプレゼントは、母親(要するに私の長女)から依頼がくる。旦那さんのご実家と我が家とで欲しい物を分担させられているのだ。(いや、させてもらっている。)しかも、三輪車ならなんでも良いわけではない。メーカーや色まで細かく具体的な希望があるので面倒だ。結局長女に自分で注文してもらい、私たちはお金だけ払う。今のところこれが一番間違いない。

母親を通さずお孫ちゃんの欲しい物を一緒に買いに行く日は、もう少し先。



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