オリンピックスマイル
幸せな夏である。4年に一度のオリンピック、賛否両論ある中開催されたが日本の好成績に日本人としてワクワクせずにはおれない。毎日のように入ってくる、メダル獲得のニュース。皆、気付いてるよね、メダルが期待されてた競技や選手がメダルを獲得出来ずに、その代わり初めて行われた競技や意外な選手がメダルを獲得しているってこと。前半が終わって振り返ると、もう一つ気付いた。「楽しむ」っていうキーワード。笑顔で楽しんでいる選手が結果を出している気がする。
卓球男女混合ダブルスの時の伊藤美誠選手、途中で何度も何度も“口角を上げ”ていた。伊藤選手は、私の中のイメージでは割と負の感情が顔に出やすい人だった。負けず嫌いなのだ。それが一見“ブスッと”した表情に見えることがあった。でも今回は違っていた。笑っていた。いや、笑おうとしていた。終わった時、「楽しかった」と言えたのはあの笑顔のおかげに違いない。無理矢理にでも作った笑顔がちゃんと本物の笑顔になった。
スケートボードの西矢椛選手。転んでも転んでも、腕から血を流しても、笑っていた。実況の人の「13歳、真夏の大冒険」というフレーズには、見ている私の方が笑顔になった。メダル獲得後のインタビューで、他の選手に負けないところは?と聞かれ、「笑顔」と笑顔で答えていた。笑顔は無敵だと思った。
ウェイトリフティング57キロ級で銅メダルを獲得した、安藤美希子選手。ひざの痛みを痛み止めで堪えながら臨んだ最後の試技で“限界を突破”して、成功した後一人では立ち上がれなかった。翌日の会見には松葉杖で登場した。もうダメかと思っても諦めずに持ち堪えた末に獲得したメダルと、その代償となった松葉杖。体はボロボロでも笑顔は輝いていた。
水泳男子200メートルバタフライの、本多灯選手。水から上がって引き揚げていく道中でのいろんなポーズや顔の表情、サービス精神旺盛な姿に、見ている私も思わず笑顔になる。
ボクシングフェザー級の、入江聖奈選手。嵐の相葉さんが「可愛い」と言っていた、入場時の白い名前入りキャップ姿、小学生の水泳キャップみたいで可愛い。メダル獲得を決めた試合の後のインタビューで「雄叫びを抑えられなかった」と言った笑顔も可愛いかった。
柔道・大野将平選手の言葉、「アスリートの姿を見て何か心が動く瞬間があれば光栄に思います」そう、連日私の心は動かされっぱなしだ。
笑顔抱きしめ カラダに活力(ちから)
辛いことなら 弾きとばせ
君が微笑(わら)えば 周りの人だって
いつの間にか しあわせになる
(オリジナル・スマイル/SMAP)
後半も、沢山のオリンピックスマイルを見たい。
追伸:今日の体操女子の村上茉愛選手の銅メダル、おめでとうございます。体操女子、個人で初のメダル、やったね。すごい。素敵な笑顔でした。本当だったら私、あの会場でこの歴史的快挙とあの笑顔を目撃していたはずだったんだよなぁ。それだけに余計力が入りました。