みつわマンと学ぶ、ポンプと身体
サブロー:はあ、はあ、はあ、はあ・・・。
みつわマン:サブローくん、どうしたの?
サブロー:はあ、はあ・・・ああ、みつわマン。見ての通り、マラソンの練習だよ。ぼくの小学校でマラソン大会があるから、その練習をしてるんだ。
みつわマン:そういうことかー。いま、サブローくんのポンプも頑張ってる、ってことだね。
サブロー:え?ポンプ?ぼくの体にポンプは入ってないよ?
みつわマン:ははは。もちろんぼくたちのようなポンプが入ってるわけじゃないよ。でも、サブローくんも知ってる身体の大事な臓器が、ポンプのような役割をしているんだよ。
サブロー:ポンプってことは、液体とか空気を送り出すわけだから・・・あ、心臓のこと?
みつわマン:そう、心臓。心臓は、サブローくんの身体のすみずみまで血液を送るために、つねに動いてるポンプの役割を果たしているよ。
サブロー:たしかにそう言われてみれば・・・。こんな身近にポンプがあったなんて、思いもしなかったよ。
みつわマン:そうかもね。
サブロー:そういえば、肺も空気を入れたり出したりしているから、ポンプと同じ役割をしてるよね?
みつわマン:いいところに気が付いたね。じつは、肺はポンプとはちょっと違うんだ。
サブロー:え、なんで?
みつわマン:肺っていうのは、吸った空気から酸素を入れて血液に渡す仕事と、吐き出す空気に血液から取り除いた二酸化炭素を出すのが主な仕事なんだ。空気を吸ったり吐いたりする仕事は、横隔膜などの「呼吸筋」と呼ばれるところがしているから、肺はポンプの役目は果たしてないんだ。
サブロー:へー、そうなんだねー!
みつわマン:心臓や呼吸筋はポンプと似ているけど、やっぱり違うところもたくさんあるよ。たとえば、ぼくたちのような機械のポンプは、ポンプを新しくしたり部品を変えたりしないと能力が上がらないけど、サブローくんのポンプは使えば使うほど強くなるから、じつはぼくたちよりすごいポンプかもしれないよ。
サブロー:そうだね!なんか、マラソンの練習いっぱいしたくなってきたー!
みつわマン:いいことだね。心臓の機能をアップさせると人間の健康にもいいし、勉強の効率もアップするみたいだからね。
サブロー:ますます走りたくなってきた!じゃあみつわマン、またいまから公園を10周走ってくるからまたね!
みつわマン:無理しすぎないようにねー!
今回は、ポンプと身体の臓器についてお話ししました。
みなさんは、心臓機能アップに励んでいるでしょうか?
次回の配信もお楽しみに!