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身体→感情→思考、という順番
すみすさんのブログにあった話で、鬱を治すアプローチは「身体 > 感情 > 思考」の順に効き目が強くて、身体が一番威力があるという話があって、それを読んで以来この順番の事をずっと考えてます。
こんな話はよく聞きます。
「プラス思考であればいつでも楽しい。マイナス思考だと何事もつまらない。」
「笑顔でいれば体調も良くなる。」
これって流れとしては
思考→感情→身体
という順番ですね。
この順番って世の中に広く受け入れられてる様に思います。
だから、落ちこんでる人に対して考え方を変えるように促すという事がよく起こるんですね。
でも、すみすさんのブログを見てから、実はこの順番って逆じゃないか?と思う様になりました。
感情は身体から発生するのでは?
脳内の物質のバランスを崩せば、誰しも感情を楽しく保つことはできないはず。それは鬱病が気の持ちようではない事と同じだと思います。
逆に体調が良く、神経伝達物質のバランスが良ければ、楽しいという感情が多くなるのではないか?
お風呂に入った後の幸せな気分とか、運動のあとの爽快感は、明らかに身体→感情という流れですよね。
思考→感情という流れが正しいなら、いつも機嫌のいい子供は楽観的な思考を確立しているはずだし、ストレスに強い体育会系の人は逆境に動じない強力な論理と哲学に支えられているはず。
そんな人が一体どれくらいいるのか。機嫌のいい人はもっと自然に機嫌がいい様に思う。思考によって感情をコントロールするってすごいエネルギーが必要だと思うし、日常的にそれ行うのは難しいのではと思う。
聡明な哲学を持っていなくても機嫌のいい人というのはいます。
身体(脳や神経伝達物質を含む)の反応として感情があって、感情の体験によってプラスとかマイナスの思考ルーチンが定着する、と考える方が自然な感じがします。
だから心と体の順番としてはこれが自然なのかなと思ってます。
身体→感情→思考
もしそうなら、鬱を治すために思考を変えて感情を制御しようというのは流れの反対になるので、効果を得づらいのではないかと思います。
これは個人的な体験からそう思ってます。思考を変えて辛い気分に対処しようと思っても、感情の波にすぐにさらわれてしまう事ばかりでした。それならもっと深くて強い理論を構築しなければ!とも思ったけど、心が元気な人がそんなやり方で元気を保っているのか?という疑問はずっとありました。
鬱を治す時に、身体・感情・思考の3つのファクターはきっとどれも大事で、全てにアプローチするのが重要だとは思いますが、順番としては「身体→感情→思考」の順に対処するのが良いのではと思い、色々実践しているところです。冒頭の効果の順の通りですね。
実践してる内容はこのへんです。
このアプローチは今のところとてもうまくいってるので、さらに自分の様子を観察しながら検証していこうと思ってます。