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音楽と静寂で心情を表す「映画ルックバック」観てきました

先ほど呟きましたが、まだ感情の整理が追いつかず
少しの雨上がり、散歩しようと歩いていたら
小学生くらいの男児が周りも気にせず、水たまりの上を
猛ダッシュして、半身が濡れてしまい
おい、謝りもしないのか。と視線を送るも、気づかれずにまた走り回り
ここで怒鳴りつけて私が警察に捕まっても嫌なので
怒りを鎮めて帰りました。ので、少しクールダウンできています。苦

初日です。しかも上映劇場数も少なく、料金も少し違っています。

呟きにも書きましたが
音楽と静寂の使い方がものすごく上手く組み合わさっていて
感情の昂りと、喪失感が画面だけでなく、声だけでなく
音として心に突き刺さってきました。

場内からは啜り泣く声。
私も必死に堪えて、堪えて
退場して階段を降りている時に、ズビズビと鼻水と戦っていました。

私も、一度はイラストを描いていた時期があります。
もう時効ですが、今でもその絵は黒歴史なので、封印です。
そして、不登校にもなっていたので
藤野と、京本のどちらにも感情移入できてしまうんです。

京本が、ダッシュして、でも何て声をかけたら良いか
必死に心の整理をしているシーンは、やはり劇場で観た方が
京本の藤野への憧れが感じ取れました。

そして、そこから二人で漫画を描き
入賞して、街へ繰り出す
いつだって、藤野が京本の手を引いて、京本は藤野の背中を見ている。
タイトルに重なる部分ですね。

藤野と京本の別離は、もう少し力を入れて
引き止める藤野と、初めて自分の意見を言う京本の
心情を描いて欲しかったのですが
1巻で完結してますし、原作でも、結構スルーされがちな部分ですかね。

そこから、一転してあの事件が起こるわけですが
原作では、パラレルワールド的に見えたシーンも
映画では、かなり情報量が多くわかりやすくなっていました。
やはり、映画のみ観る方への配慮でしょうか

映画オリジナルの、藤野がアシスタントを変えて欲しいと
担当に電話するシーンも、本当は京本が居てくれたら
と、藤野は思っていたのでは?と感じ取れました。

原作を見ているからこそ、展開がわかってはいましたが
もう自然と涙が流れてきました。
エンディングの表現も素晴らしいので
原作読んでない方でも、オススメします。

原作は1巻完結なので、映画観たから原作もと言う方にも
上映してる映画館が近くに無いと言う方は原作を
ぜひオススメしたいです。


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