苦しかったときの話をしようか
今月も本を読んだ。続けられるかわからないけど、読んだ本の感想と、得たものを記録してみようと思う。
経緯
5月はこの本を読んだ。購入したきっかけはYoutuberが紹介する良かった本100選の中にあり、今の自分の悩み、考えていることの1つの解決策になるんじゃないかと思い、購入してみた。
所感
父親としての愛とビジネスマンとしての生き方の1つの正解が書いてあるような本だった。まだ実践することはできていないが、これを書きながら実践を少ししてみて自分なりの生き方を探ってみようと思う。
至る所に父親としての娘へのメッセージが入っていて、父性愛を感じた。自分は父を幼い頃に亡くしている為、こういう本の選定が多くなるのかと思った。もし子ができて、就職時に悩んでいた時、少なくとも自分はこういうことができるように今のうちから主体的なキャリアを経験し、やってきたことだけでも教えられるようにありたいと感じた。
第1章 やりたいことがわからなくて悩む君へ
この章を超ざっくりまとめると、軸を作ろう、自分を知ろう、他者比較ではなく自分の中で優れていることを見つけよう、そしてそれを磨こう、最後に、不正解以外は全部正解、というものだ。改めて読むと以降の章で詳しく書かれることが凝縮されている気がする。次の章以降で著者がどうしてきたのかヒントが書かれているので、自分バージョンを実践してみようと思う。
第2章 学校では教えてくれない世界の秘密
タイトルは「学校では教えてくれない」と書いてあるが、自分からしたら「誰も教えてくれない」内容が書かれていた。正直、この内容を人に伝えるような人はいないと思う。知っている人は実践し、おそらく独占または子供には教えるくらいなもので、知らない人は知らないから誰にも教えない。書かれていることは資本主義の中の資本家とサラリーマンの違い、構造などだ。学校では触りだけ学ぶが、資本家という働かずに利益を得る人がいることや、資本主義が本質的に何であるかということは教えられることがないことが大半であるだろうし、誰も言わない。言うと自分のしていることが馬鹿馬鹿しくのか、単純にそこまで理解している人が少ないのか、、、著者は資本主義をこう表していた。
かなり的を得ていると思うが、「罰金」というより「気付けない社会的機会の損失」という表現の方が自分的にはしっくりくる。文字数を気にしてより激しく表現できる「罰金」にしたんだろうか、、
第3章 自分の強みをどう知るか
ここからやっと実践編に入ってくる。
また超ざっくりまとめると、目的を立てよう、強みを見つけよう。ということだ。
自分のことを書いてみようと思う。
目的:愛し、愛される人とものに囲まれて生きていく。そのために
健康であり、毎日笑って生きていきたい。縁と恩を忘れずに、不義理なことはしない。誇れるような仕事をして、お金、体力に限らずやりたいことをできる状態でありたい。人のせいにせず、自分が何ができるかを考え、なんとなくではなく、腹落ちするまで理解する。
少し冗長的で具体性に欠けるかもしれないが、7つの習慣を読んだ時に考えたことが役に立った。これを機により具体的にしてみたい。
・家族は子供2人の4人家族
・家は自然が身近にありながら中心部にすぐ出られるところ
・お金の心配なく生活でき、年に1回旅行に行く余裕が欲しい
・仕事は得意なことを活かし、認め合えるような環境で働いていたい
・文化的なものや社会的な物事に明るく、経験の多い人でありたい
今思いつくのはこのくらいだろう。この後、何が得意なのか実践してみる。
動詞にヒントがあるらしい。好きな「〜すること」を書き出して分類してみる。(以下は分類済みだが、先に列挙して分類したもの)
Thinking(16個)
・調べ物をすること
・自分の経験と照らし合わせて分類してみること
・正しいか確かめること
・何を着るか考えること
・最短距離を調べること
・探すこと
・Youtubeを見ること(調べ物や情報のインプット)
・集めること
・違いを見つけること
・整理すること
・効率を考えること
・知ること
・理解すること
・配置すること
・統一すること
・資料を作ること
Communication(11個)
・人が何かしているところを見ること
・笑うこと
・笑わせること
・知らない世界の話を聞くこと
・旧友と会うこと
・伝えたいことを汲み取ること
・人と話すこと
・教えてもらうこと
・共感すること
・遊ぶこと
・愛すること
Leadership(8個)
・教えること
・盛り上げること
・育てること
・褒めること
・勝つこと
・提案すること
・体を動かすこと
・鍛えること
Other(15個)
・靴を磨くこと
・掃除をすること
・寝ること
・食べること
・走ること
・替え歌をすること
・踊ること
・歩くこと
・タバコを吸うこと
・映画を見ること
・飲むこと
・サボること
・綺麗に見せること
・手入れすること
・料理をすること
やってみると想像通りTが一番多く、次にCが多い結果になった。じゃあ今の仕事と適しているのかということになるが、たまたまTを生かしながらCをしている良い結果だと思う。特に意識せず、適当な就活をしたが、運が良くて良かった。どう生かしていくか、次の章に進みたい。
第4章 自分をマーケティングせよ!
この章では面接で緊張しないため、緊張しても話せる軸を作るために"My Brand"を作ろうということが書かれていた。さっそく実践してみたい。
業界:金融IT業界
WHO(ターゲット):顧客、上長
WHAT(便益):本番障害の削減、スムーズなプロジェクト進行
WHAT(RTB):分析による本番障害防止実績、フットワークの軽さ
HOW(スタイル):テスト×データ分析のプロ
1)金融業界全般の経験からのテスト理解
2)全体把握から個別事象の真因分析まで一貫した分析力
3)リアルタイムな発信と誰でも理解できるプレゼン力
HOW(キャラクター):理解力がある、曖昧にしない、何か提案してくれる
今までの経験+こうなりたいというものを書いてみた。少し誇張が入っているが、今後はこのMy Brandを意識して仕事をしてみたい。
第5章 苦しかったときの話をしようか
この章では3つの著者が苦しかったときのエピソードが書かれていた。
そしてそれを乗り越えた先に何があったかも書かれていて、とても勇気をもらえた。自分もここまで苦しくはないが、今までを振り返るといくつか苦しい場面があった。その時はどうしても、何をしても苦しくて、全てを肯定してくれる人に会いたかったのか、実家に行って休日を過ごしてなんとか乗り越えた。
そして、著者と同じように乗り越えた今思うと経験して良かった気もする。確実に当時よりできることも増えたし、ネタも増えた。経験したからこそ同じような人と会った時に寄り添えるようになったとも思う。Comfort Zoneを出ない限りこういうことは経験できないということにも賛成だ。これからも今の環境に慣れてきた時、快適に感じた時はComfort Zoneを出てみようと思う。
第6章 自分の"弱さ"とどう向き合うのか?
挑戦することで不安に感じることがあるが、それはチャレンジとセットなのだ。ということだった。前章で触れていたComfort Zoneを抜ける時にも不安を感じるので自分もそう思う。
そして「弱点」とどう向き合うべきか。という問いだが、これに関して参考にしたいと思ったことが書いてあった。
①弱点が強みと相反する場合
②弱点克服が強みをより強化する場合
③そのどちらかわからない場合
自分もよくフィードバックを受けるようにしているが、弱点に対しての行動は②と③に対してのみ行うようにしようと思う。おそらく上司は①の弱点について改善を求めることはないと思うが、頭の片隅に置いておこう。
最後に
改めてこの記事を書くために本について振り返ってみた。今月も少し期限を越してしまったが、実践があったこともあり、ご容赦願いたい。(誰に言ってるわけでもないが)
内容としては今の自分にぴったりであり、適当な就活をしてきた自分を悔やみながら、それでもなぜか合っていた運の良さに感謝しながら読んだ。
何をしたいのかわからないという悩みを持っている人がいたら、ぜひ読んでみて実践してみてほしい。そしてその結果を共有してくれたらとても面白いんじゃないかと感じた。そんな大事な悩みを自分にしてくれるかはわからないが、、、
また来月は何を読もうかな。。。