愛犬ぷるが亡くなって「後悔していないこと」
今年、天寿をまっとうした愛犬ぷる(チワックス・16歳)。
後悔がまったくないといえば嘘になりますが、「こうしてあげて良かった」「あの選択で良かった」と思うことはたくさんあります。
シニア犬を飼っている方、ペットロスで辛い方の参考やお力になれば幸いです。
住まいのランクを下げてでも一緒にいたこと
リーマンショックと増税の影響を受け、それまで住んでいた一軒家で暮らすのが難しくなった我が家。ぷるが12歳の頃、遂に引っ越しを余儀なくされたわけですが、ペット可の賃貸が当時は見つからず・・・。でも、絶対にぷるは離さないと決めていました。
途方に暮れていたとき、身内の知人が所有するアパートで「飼ってもよい」と了承をもらい、すぐ引っ越し。狭くてボロボロでした。家具のほとんどを処分し、衣類や食器の大半を捨て、最低限の荷物だけになった我が家。
でも、ぷるを離さずに済んだことには感謝しかありません。
感謝と褒める言葉をかけ続けたこと
「うちの子になってくれて、ありがとう」
「生まれてきてくれて、ありがとう」
「ぷる、かわいいよ。お利口さんだよ」
「ぷるのおかげだよ!」
「ぷるは強い子だから、大丈夫だよ!」
「ぷるなら、できるよ」
「ぷる、かっこいいよ!」
「ぷるちゃん、大好き!」
と、常にポジティブな言葉をかけていました。他にもいろいろ話しかけていましたね。散歩中に植物の名前を教えたり、おもちゃに名前をつけたり。
できる限り遊んで抱っこしてあげたこと
ずっと在宅ワークだったこともあり、可能な限り遊んであげていました。仕事がたてこんで時間がないときは抱っこしてあげて。
特に倒れてから亡くなるまでの1週間は、ぷるが抱っこにくれば仕事をおいて応じてましたね。
当時は亡くなるとは思っていませんでしたが、好きなだけ抱っこしてあげて良かったと思っています。
たくさん散歩したこと
超小型犬ですが、とにかくエネルギッシュな子で、神社の階段は常にダッシュ。階段ダッシュは夫が付き合っていましたが、後からついていくのも大変です。散歩が大好きで10kmでも平気で歩いていました。
7歳くらいまでは休憩もせず歩きっぱなしで大変でしたが、好きなだけ散歩させて、当時心配された脱臼癖も治りました。
ぷるの性格に合った地域に移住できたこと
ぷるは社交的で陽気。人が大好きです。
ぷると暮らせるという理由で移住した地域は、偶然にも犬や猫に寛容。店内に入れてくれるお店が多いのも驚きました。すぐに名前も覚えてくれて
「ぷるちゃん、こんにちは」
といつも声をかけてもらい、ぷるは大喜び。
毎日、皆さんに会いに散歩に出るのが日課になっていました。そういう環境で最後を過ごせたのは本当に良かったと思います。
亡くなる前に入院させなかったこと
食欲旺盛な子で、亡くなる当日まで普通に食べ、自分でトイレに行くほど心臓以外は丈夫で手がかからない子だったぷる。ただ、それは私たちが一緒にいたから。
心臓の検査入院や法事で数時間ほど預けたときは、しょんぼりしていて水すら飲まなかったそうです。
それを知っていたので、心臓発作を起こして診てもらったときも、あえて入院させずに連れて帰りました。
入院が良くないということではありません。ぷるの性格上、家族と離れると気力をなくしてしまうからです。
あのとき入院させていたら、その日のうちに亡くなっていた気がします。
家族で看取ってあげられたこと
天寿をまっとうする瞬間、家族が一緒にいてあげられたこと。
手を握って目を見つめてあげているうち、逝ってしまいました。ちょうど仕事が暇な時期に入っていて、そんなタイミングを選んでくれたのかもしれませんね。
ぷるは、我が家にとってお守りのような存在でしたから。
読んでくださって、ありがとうございました。