記憶の中の読書録 ー重力にさからう : ー重力ピエロー
「伊坂幸太郎、重力ピエロ」
「春」は自らが母親と母親をレイプした犯人との子供であることを知る。そして、犯人は今もどこかで、普通にくらしていることを。
身近に起こる落書き事件からはじまる謎は、春を救うきっかけとなるか。
罪を犯しながら、逃げおおせたレイプ犯と、自らの出生に葛藤する春。
許されざる罪への罰は、許される罪なのか。
作者のほぼすべての作品の根底にある、「罪と罰」への葛藤をストレートに感じられる作品。
私の推しnote
紫月さんの作品
書評
https://www.honzuki.jp/smp/book/295047/
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