子供を産んで気づいた事
オリンピック、メダルラッシュで毎日気分が上がりますよね。
今日はゴルフで銀メダル!
日本男女で初なんですってね。すごいです!
亡くなった父がゴルフが大好きで、父との時間を過ごしたいが為に、私も独身時代はゴルフを齧りました。
父が生きてたら、今日のメダルの話で盛り上がったんだろうなーと思います。
ゴルフを観ると父を思い出して少し寂しくもなり、懐かしい記憶も色々甦ってきてほっこりもして…今日は心がほんのりあたたかくなりました。
さてさて、今日は「私らしい働き方」について書いてみたいと思います。
私は保育士です。40歳でキャリアは20年。
保育の仕事以外したことがありません。
でも、ずっと同じ所で働いているわけでは無く、今の保育園で4園目です。
何度も辞めたいと思って、で、実際に辞めて…また保育の現場に戻る…を繰り返しています。
保育の仕事が好きだから、こうやって20年も働けてこれているわけですが、何で辞めたくなるのか…。
保育士の仕事は子供と遊んでいるだけではありません。前に堀江貴文さんが『保育士は誰でもできる』とツイートされ、炎上したことがありますが、その当時は「おいおい!そんなに簡単じゃないんだぞー!!」と腹も立ちました。
(でも、今は…そう言われても仕方がないと思います。そしてこのツイートが私の価値観を大きく変えてくれるきっかけになりました。この件についてはまた改めて書きたいと思います。)
私は保育の仕事に誇りを持っています。
だから堀江さんのツイートに腹が立ったわけですが。
保育で1番大切なことは、目の前にいる何十人もの子供たち一人ひとりの【育ち】に目を向け、その時々で必要なサポートを絶妙なタイミングでピンポイントで提供する事だと思っています。
それは本当に些細なことで、「小さな種を蒔く」みたいな感じですが、ちゃんと子供だの中で芽を出して大小様々な花を咲かせてくれるのです。
私はこの作業がとても好きです。
そして、この作業は『誰でもできる』簡単なことではないのです。
私の保育に対する熱い思いを書き出すと話の筋道が逸れていってしまうので、本題に戻します。
こんなに好きなのに何故辞めたくなるのか。
私の場合それは「拘束感」です。
保育園には基本的に日曜日と祝日以下休みがありません。
長期休みもほとんど取れない。まとめて休めるのは年末年始ぐらいです。
(最近は保育士獲得のため夏季休暇取得可能とアピールする園も増えてきました。)
4月1日、新年度がスタートすると日々の業務に追われ、運動会や作品展、発表会などのメインイベントに追われ、夏は汗だくになってプール遊び、冬は背中に何枚もカイロを貼って外遊び。(冷え性なのでこたえます)あっという間に年度末。
年度末は受け持った子供たちの記録を次に繋げるため書類をまとめる仕事もあり、締め切りに追われながら働きます。次年度の準備も並行して進め、バタバタとまた4月1日を迎えるのです。
「あー、ゆっくりしたい。」
「旅行に行きたい。」
私の中にこんな思いが波打って、数年に一度大波となって私に襲いかかります。
「私は今、幸せなの????」
そして、辞めます。
で、少し離れてまた戻る。
大好きな仕事なんだけど、私の中の私が「幸せって何??」と何度も何度も問いかけてきた20年間でした。
大好きな保育の仕事にトコトンのめり込んで、それなりに評価も得られ、認められる事が幸せだと思っていた時期もあります。
でも、去年子供を産んで色々と感じ方が変わりました。
・我が子との時間をなるべく削らずに働きたい
・ゆくゆくは習い事をさせたいけど、今のままではその時間が取れない
・とても大切な乳幼児期に良い先生に出会ってほしい
・ただでさえ給料が少ない職種なのに、時短勤務やパートハイムに変更すると更に手取りが減る…それは困る
・20年のキャリア、そこそこ自信もある
などなど。
私の人生を私らしく生きたいけれど、それを現状で求めれば諦めなくてはいけない事が多すぎる。我慢しなくちゃいけないことがあまりに多すぎる。
それって「幸せ」とは言えませんよね。
だから私は決めたのです。
自分らしさを貫くために、自分のスキルをもっと活かすために。
「幸せ」と言えないのなら、「幸せ」だと思える働き方ができる場所を自分で創り出せばいいのです。
私のように感じている保育士がきっと沢山います。
母だから、妻だから、○○組の先生だから、主任保育士だから。
色んな責任を肩に背負って我慢している保育士が沢山います。
そんな保育士たちがもっと自由に輝けたらいいなと心の底から思います。
私はそのサポートがしたい。そして、保育士一人ひとりが「私らしく」働けて、子供たちに最高の保育を提供してほしいと思っています。
まだ私の一歩は踏み出したばかり。
自分の思いを道標にして、前に進んでいきます。
なかなか、自分の考えを言葉にすることは難しいですね。文章がまとまりません。
読みにくいのに最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
こうやって記事を書くことは私にとってはとても良い勉強です。
自分の思いをきちんと言葉に出来るようにトレーニングしていきたいと思います。