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私のトラウマ

脳を形成する上で大きな影響を与えると言われている「トラウマ」

特に影響力が強いのが
・4〜5歳の時の出来事
・7〜8歳の時の出来事
・12〜13歳の時の出来事
・19〜20歳の時の出来事
なんだそうです。

どうですか?
何か思い当たる出来事(トラウマ)はありますか?


私のトラウマは4歳の時に通っていた保育園の園長先生に言われた一言です。

私には男の子の幼なじみが2人いて、保育園に通う前からいつも3人一緒。
保育園への送迎は3人の親たちが交代で回していて、
朝、送迎当番の子の家に行って、車に乗って登園するのが楽しかったな。

私が一生もののトラウマに出会った日は土曜日だったのかな…。お迎え当番を忘れられてて、保育園の子供たちもみんな帰ってしまって、残ったのは私たちの3人だけ。
保育園を貸し切りにしたみたいで嬉しくて、3人で園庭に出て遊ぼうとしていたら
園長先生が
「充希ちゃんは女の子だから、先生と一緒におトイレを掃除しましょう」
と言ったのです。
園長先生はお迎えが遅くて寂しくならないように…と気遣ってくれたのかもしれませんが、私にはとにかく衝撃。
『なんで??なんで女の子だから掃除なの??他の2人は遊べてるのに…なんで?なんで?なんで?』とにかく悔しくて、腹が立って、イライラしながら園長先生とトイレ掃除をした記憶がある。

4歳の私がぶつかった「ジェンダー問題」
この出来事が自分にとってすごく影響力があったんだな〜と実感したのは子供を妊娠したとき。
名前を考えるにあたって、とにかくジェンダーレスであることにこだわった。
「私はあなたのことを男とか女とか、どちらか一方に決めつけて見てないからね」というメッセージを込めたかった。

そして、色々と自分の過去を振り返ってみたとき、
「あなたは○○だよね」と《決め付けられている》状況に反発して生きてきたな〜と思った。

中学生の頃は「普通」とか「一般的に」とかいうワードに敏感に反応して
「普通ってなんだ?」
「みんなと同じことが正解なの?」
「私って何??」
みたいなことをノートに書き連ねてみたり…笑。(思春期だな〜青いな〜笑)

大人になって働き始めると「去年と同じ方法で…」「例年通り」に引っかかりを感じて、「本当にそうなの?」とまず疑いの目で見る…。もっと良い方法があるはずだ!と多方面から物事を見ることが癖になった。


私の中にパチンコ玉みたいな、小さいんだけど何かすごいしっかりとした「芯」みたいなものが園長先生の一言で生まれて、私の心の中央に「ガチッ!!」とはまった。
4歳のあの日、「くっそー!!」と思った出来事が私の中ですごく大きく膨らんで、
しかもそれが私のアイデンティティーとなって今の私を作り上げてくれました。


私はこれからも《決めつける》ということに対して反発し続けていこうと思います。
というより、反発し続けていくんだと思います。

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