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アマゾンでも、本屋でもなく、「書斎」という名のセレクトショップで本を買うのは本棚を軽くする
娘がいきなりハリーポッターにハマった。
テレビで何度も見てるはずなんだけど、タイミングがあるのだろう。
ドンと、図書館から借りてきたという本が積まれ「図書館の人にも持って帰れますか?」って心配された、と笑うぐらいのボリューム。
「いやー、朝まで読んじゃったわー」とか、ご飯食べながらとか、お風呂に入りながらとか、片時も離さず読書タイム。
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映画だとわからなかったことが、本には詳しく書いてあって面白い!と解説してくれる。
物語に没入する姿は微笑ましい。
私も図書館が大好きだった。
知恵の宝庫、物語の宝庫。
知らないことを知るって何て楽しいんだろう。
本の題名を眺めてるのが楽しくて、勉強するために行ってもいろんな本を読んじゃって全然課題が進まなかったなぁ。
本屋さんも大好き。
家族で行く買い物では、私がいなくなったら本屋を探せばいる、というほどに、本屋が好きだった。
最近は、ほとんどAmazonでポチっとすると本は届く。
これを買う、という明確な選択。
ふと、何を見て買ってるのだろうと思う。
お友だちのおススメだったり、
関心のある分野だったり、
界隈のもの
1月だけでも、大量の本が届く。
骨折した間に読んだ本は、窓辺を覆い尽くすぐらいに積まれてる。
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物語の力が教えてくれるものは、イキイキと脳内で映像として動き、印象が残る。
ビジネス本も、うず高く積まれてるけど、物語が伝えてくれる力ほど自分の中に残らないかもしれないなぁ、と思う。
漫画やアニメがなぜあれほどに発達していったのかは、物語を脳の中で再生しなくても、そのまま映像化してくれるからなのか。
一方で、
朗読や講談や落語は、人の声を通じて再生されたイマジネーションの世界が強く記憶に残る。
音の世界の振動が細胞レベルで伝わることと相まって、記憶される。
映画は総合芸術、オペラとかもそんな風に発展していったのか。
ふと、ジュリアロバーツの「プリティウーマン」を思い出す。オペラは最初の出会いが肝心。そこで胸振るわす姿は本当に美しかったなぁ、、、
本屋さんの話に戻る。
上野のエキュート構内にある文房具や雑貨とセレクトされた本が並ぶお店がある。上野に行ったら必ず立ち寄る。
確か、kitteにも入ってたお店。
でも圧倒的に上野で立ち寄ることが多い。
文房具が大好き。
ノートを見たり万年筆を見たり、それだけでなんだか満ちるものがある。
ちょっと大人びたレターセットや紙質のいいノートなど、センスのいいものが並ぶ。
照明も少し落としてあって落ち着く。ずーっといられる。
noteにリンクを貼るために調べたら、京都の河原町が本店だった。
えー、そうなの?
今度京都に行ったら立ち寄ろう。
こういうお店がセレクトする本は、なんだか誇らしそうに並んでる。
どうやら私の骨折中にお店のレイアウトが変わったらしい。
本が以前文房具が並んでいた方に移動していた。
パッと目につく本があって「目が合う」
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「したてやのサーカス」って何だ?
通常のAmazonでは、こういう出会い方はしない。
いわゆるジャケ買いみたいな、、
パラパラめくると、なんというか
本が持ってるエネルギーみたいなのが伝わってくる。
本の作り方も、図書館で昔読んだような感じの頑丈さが懐かしい。
連れて帰ろう
こういう出会いは好き。
本屋さんで出会ったという「出会い」の印象がその本に記憶されて、本棚がちょっとだけ軽やかになる。
知識とか何かを学ぶためにとか、そういうんじゃない感覚で選んだ本がある豊かさが、軽やかにさせる。
意味や目的じゃない軽やかさってあるよなぁ、とホクホクする。
レジに持って行く途中で、パッとノートが目につく。
なんというかスンとしてるノート。
触った時の感じが好みで一瞬で決める。
以前はA4とか大きいノートに書くことが多かったんだけど、最近はB5ぐらいがちょうどいい。
本を読む時のガイドとして私にはノートが必要なんだ。
左のページにメモする。
右のページは余白にして、その時々の気持ちや感じたことを書く。
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本を読み返すよりもノートを読み返す。
私だけのエッセンスがつまっているものは、宝物。
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このノートには、どんな本のどんな言葉たちがのこされていくのだろう
新しいノートと軽やかな本を鞄に入れる時、じゅんわりと広がるお気に入りの時間が流れていくのを感じて、待ち合わせ場所に急いだ。