コースメイトは天才ばかり?inイギリス大学院
「イギリスの大学院」
こう聞くと、きっと大多数の人がエリートばかりが通っているところという想像をするのではないでしょうか?
実際に私も進学を考え始めた際や渡航前に、「きっと天才だらけなんだろうなー」とビビってました。
では、どんな人たちがいたのか?
私のコースメイト
私が通っていたのは某開発学が有名な大学院の文理融合開発学のコース。
本当にいろんな人たちがいました^ - ^
国籍で言うとイギリス4人、インド3人、バングラデシュ、日本(私)、インドネシア、スイス、セルビア、トルコ、ソマリア、ボリビア、ナイジェリア2人、中国、キルギスタン、イラン、アフガニスタン、ブルガリアetc…
年齢も幅広く、下は22歳から上は45歳ほどまでいました。
学期が始まる前は、大多数が30代以上だろうなと思っていたので、若年層が結構いたのにはびっくり。実務経験がいらないコースだったからかもしれませんね。
経験豊か!
本題に入りますが、開発系の実務に携わっていた経験者が多かったのは確かでした。UNEPのインターン一年(スイス人)、学卒でUNDP就労経験4年(インドネシア人)、政府系機関で開発の実務数年(ソマリア人)、セルビアの水源保護のためにNGOに勤めてEUに盛んに議論しに行ったり、記事がUN womenのHPに載っているセルビア人、アジアゾウの研究者(中国人)など。
開発業界以外にも、キルギスタンのBBCで長年ジャーナリストとして働いていたシングルマザーのコースメイトやエンジニアなど、バリエーションに富んでいました。
一方私は新卒ですぐきたため、学生時代の国際環境NGOでのインターン経験(数ヶ月)と編集インターン経験、その他環境保護サークルでのボランティア経験(少し)というような感じで出願しました。新卒の人はインターン経験だったり、卒論や在学中アカデミアの文脈で取り組んだこと・関心を持っていることに重きを置いて執筆すれば、合格は掴めるのかなと思います。
そして彼らの経験を聞いて慄きながら授業に臨んでいたのですが、課題提出期間〜提出後の日々を振り返ると、人間味があふれる思い出ばかりです。
完璧じゃない
ADHDのため毎回提出遅れで出す、メンタルの不調(本当か?)のため全ての単位が落ちた(のちに彼女は卒業延期となります)、論理的に文章を書けずに成績不良で修士論文が不合格になる、彼女と別れてメンブレで修論提出遅れ、名前を書き忘れて50点になる(イギリスのアカデミアでは49より下だと落第)、、などなど。
私のコースメイトたちは完璧に見えても抜けてるところがある人が多い人たちでした。
経験が乏しく、そして環境について学部でまともに学んでいなかった私だったのですが、それでも授業に必死に食らいついて、課題に自分なりに頑張って取り組んで。。もちろん心折れそうな時も何度もありました。
スライドを事前にDLして単語を予習していっても、スピーキングが苦手なために初めの方の授業であったディスカッションでは何も発言できなかったこと、ディベートで緊張しながら頑張って数フレーズ話したものの、先生や周りの反応が微妙だったこと、発表があるゼミの回はしんどくて休んだこと*。
思い返すと酸っぱいことが多かった一年だったなーー。。
あとで多分書きますが、留学始まった直後に振られる(結局帰国後に復縁)、フラットメイトと揉めて引っ越しを余儀なくされる、就活難航して病むなど、勉強以外にもいろいろありました…
コースメイトとの思い出
そんな中でもたまに手を抜きながらではありましたが、勉強を継続してやり続けられたのはコースメイトたちがいたから。
しんどい時は図書館を一緒に抜け出して、私はeasy peerer(みかん)を食べて、友達はタバコを吸いながら雑談をしたり励ましあったり、進捗を聞いて半ギレ(ジョーク)されたり、私より進捗芳しくない人を見てほっとしたり。一年間ずっと励ましてくれた子とはすごく仲良くなり、彼女の実家を訪れたり日本を案内したりしました。
学位や課題の点数が取れるかハラハラしながら、一年間嵐のような日々を過ごしてきましたが、振り返ると心に何かじんわりするような思い出がたくさん。
今留学している人やこれから挑戦しようとしている人、そして挑戦するか悩んでいる人でこれを読んでいる方たちに伝えたいのは、周りの力でなんとかなることです。自分の目の前に並んでいる人やさりげなく雑談してみた人と親しくなり、旅行をしたり悩み事を相談し合うような仲に一年間でなりました。
皆さんが気が合うコースメイトやいい先生と巡り会えますように!