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映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』を観ました【予備知識必須】

先日、映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』を観に行きました。

ボブ・マーリーはもちろん知ってはいましたが、曲はベスト盤を聴いたことがある程度で、その人となりについてはまったく知りませんでした。

ジャマイカという国の背景やレゲエについても、まったく知らないレベル。

ただ、彼の音楽(そもそもレゲエ)であったり、ジャマイカという国の歴史に関して興味はありましたので、公開前から気になっていました。

今回は、その程度の知識しか有さない僕が観た映画の感想を、備忘録がてらnoteしたいと思います。

イオンシネマ幕張新都心で観ました

前段~レビューを読んで観るべきか迷う

映画を観に行くに際し、一応事前に映画の公式ホームページで情報をチェックしました。

どうやら、ボブ・マーリーの生涯を描く内容ではなく、『エクソダス』というアルバムを制作するその”前後の期間”に焦点を当てた内容であることを知りました。

「・・・『エクソダス』?聴いたことないぞ」
「果たして、ボブ・マーリー初心者がいきなり観てわかるんだろうか」

と、考え込んでしまいました。

不安になったので、普段はあまり見ませんが、映画のレビューサイト(映画.comなど)を軽く流し読みしてみました。

ネタバレ以外のレビューをつまみ読みする限り、やはりどうやら自分のようにボブ・マーリーについて詳しく知らない人にとっては敷居が高そう。

というか、知らない用語が飛び交ってついていけなかった方が多数。。

果たして観に行くべきか、映画館は静観して配信を待とうか、考えてしまいました。


が、やはり音楽アーティストにまつわる映画なので、どうせ観るのであれば音響の整った映画館で観たい。

ということで、とりあえずレビューサイトでチラ見した用語の意味や背景だけは知っておこうと思い、ほどほどに予備知識を入れてから映画館へ観に行こうと決めました。

映画を見終わって~ボブ・マーリー初心者の感想

ネタバレ無しの率直な感想

以下、ボブ・マーリーの知識をほぼ有さない初心者の感想であることを、あらかじめご容赦ください。

事前にチラ見したレビューで多く拝見したとおり、案の定と言ったらいいのか、ボブ・マーリーを知らない人にとってはやはり敷居の高い内容に感じました。

「ラスタファリ」や「ジャー」といった単語が説明もなく当たり前のように飛び交っており、何も知らない初心者はそこでふるいにかけられます。

上記の単語については、僕は事前に予習済みでしたので、(何とな~くそういうことかな)程度に付いていくことができました。

ストーリーですが、ベースとしては公式サイトにあるとおり『エクソダス』を製作する前後が中心となっていますが、ところどころ補足するかのようにボブ・マーリーの生い立ちや少年時代に関する内容がインサートされています。

映画自体のテーマをキーワード的な感じで挙げるとすると、

  • 生い立ちや家庭環境における葛藤

  • ジャマイカの政情

  • 土着の信仰(ラスタファリズム)への傾倒・信奉

  • 音楽(レゲエ)の力を純粋に信じ、楽しむ心

  • 奥様リタ・マーリーや家族との関係

  • 病(ガン)の発症

といったところでしょうか。

映画の率直な感想としては、やはり説明不足な感じは否めません。
(『エクソダス』をご存じのボブ・マーリーが好きな方にとっては楽しめるのでしょうが…)

一番引っかかったのは、映画のラストが、「え、そこで終わっちゃうの?」というところで終わってしまったこと。

同じ音楽系の映画『ボヘミアン・ラプソディ』で例えるなら、ラストの「ライブ・エイド」の映像がすっぽり抜けた感じでしょうか。

アルバム制作前後の期間を題材にするにせよ、ジャマイカの政党間の抗争に端を発したストーリー展開であるならば、ある意味そこが一番の見せ場なのでは?という部分が欠落しており、不完全燃焼感が否めません。

ただ、音楽は全編ボブ・マーリーの楽曲を使用しており、良かったです。
映画館で映画を観る醍醐味を感じることができました。

楽曲も、映画のシーンに則した音楽が使用され、歌詞(和訳)も表示されるので、その時の心情を感じながら映画の世界観に浸ることができます。

内容的に敷居が高かったとはいえ、ある程度ボブ・マーリーの人となりを知ることはできましたし、氏の音楽に対する情熱や愛を伺い知ることができました。

また、これは予備知識がきっかけではありましたが、この映画を機に、ジャマイカの成り立ちや情勢を、ほんの僅かでも知ることができたのは、教養面で大変良い機会となりました。

これから観に行く初心者の方へアドバイス

僕のような、「ボブ・マーリーはほとんど知らないけど、この映画観に行こうかな…」と迷われている方がいらっしゃったら、以下のサイトを事前にチェックしておくことをおすすめします。

正直、映画の公式ホームページを見るより有益です。
上記ページの情報を入れておくだけで、この映画の背景をある程度は理解できると思います。

おわりに

久しぶりの映画館へ行きましたが、やはり映画館で観る映画はいいですね。

座席や音響はもちろんですが、「映画をみるぞ」という覚悟が生まれる感覚が何とも言えません。

今回の映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』は、内容的に100%の満足度は得られませんでしたが、楽しめる部分・要素はありましたので、決して後悔はしていません。

思い切って観に行ってよかったと思っています。

ちなみに、今回イオンシネマへ行きましたが、イオンシネマは平日朝10時台までであれば1,300円で観ることができるんですね。

たまたま平日に休暇を取得していたので、その恩恵にあずかることができました。

これまではTOHOシネマズで観ることが多かったので、今後はイオンシネマも利用したいと思いました。
(最後の最後にどうでもいい話ですみません。。)

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