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【福島・宮城日帰り旅①】飯坂電車で飯坂温泉へ~「日帰り温泉」で朝風呂を堪能

先日、「週末パス」を利用して福島県と宮城県を日帰りで旅行してきました。

旅の目的とルートについては、以下の記事に記していますので、併せてご参照いただけると幸いです。

今回から数回に分けて、フォトブック的な感じで旅の模様をnoteしようと思います。

今回は、福島県を走る「福島交通飯坂線」(以降、飯坂電車)に乗車して飯坂温泉に行ってきた様子を記します。

なお、写真はすべて「Nikon Z fc」で撮影しましたが、現像が追いつかないため、RAWと同時に記録されたJPEG画像(未編集)となります。


旅の出発

旅の出発は東京駅。
7:12発のやまびこ123号で福島まで移動します。

乗車した「やまびこ号」とは違いますが、型式は同じ車両でした。

乗車すると、すぐ朝食タイムです。
腹が減っているので、列車の出発を待たず食べ始めます。
(列車が動き出してから食べるといったこだわりは皆無です)

朝食のパンは地元のコンビニで購入済
毎日欠かせないコーヒーは、新幹線改札内のベックスで購入

さっさと食事を済ませてしまえば、景色をノンビリ楽しむ余裕も生まれます。

これまで何度も乗車した東北新幹線ですが、車窓から富士山が見えたのは初めてでした。
栃木県から福島県の間では虹も見えて、幸先の良い旅のスタートになりました。

富士山が見えるとテンションが上がります。
車窓から見えた虹

飯坂電車で飯坂温泉へ移動

福島交通のりばを探せ!

福島駅で新幹線に別れを告げて、福島交通飯坂線のホームへ向かいます。

あらかじめ駅構内図を見ていて、新幹線ホームと離れていることは確認済でした。

しかし、いざ到着して乗換えようと思い案内板を見るも、「福島交通」の乗り場がまったく分からず右往左往…

一旦改札を出て、一階へ移動。
ようやく、福島交通のりばの案内を発見しました。

地下の東西自由通路を進み、一旦駅の外へ出て、ようやく福島交通と阿武隈急行・福島駅ののりばが見つかりました。
10分ほどロスしたものの、列車の出発時間には余裕があったので一安心。

福島交通と阿武隈急行ののりば
…これは初見ではわからない

ふたつの鉄道会社で折半する福島駅ホーム

飯坂温泉を訪問するのは、今回が初めてです。
当然、飯坂電車に乗車するのも初めてでしたので、とても楽しみにしていました。

ちなみに、飯坂電車の福島駅ホームは、阿武隈急行と共用。
ひとつのホームの片側を、異なる鉄道会社が使用している形式です。

ホームは飯坂電車と阿武隈急行で折半

今回の旅では、いったんホーム右側の飯坂電車で飯坂温泉へ行ったあと、また福島駅に戻り、今度はホーム左側の阿武隈急行に乗車します。

今回利用した「週末パス」では、飯坂電車と阿武隈急行もフリーエリアの対象となっているので、精算の必要がなく乗換えも楽で便利です。

トコトコ走る飯坂電車で飯坂温泉へ

乗車予定の飯坂電車がホームに入線しました。
2両編成の電車ですが、結構多くのお客さんが乗車していました。

愛称は「いい電」というのでしょうか
東急っぽいステンレスの可愛い電車です。

飯坂電車は、全部で12駅。
乗車時間は、22分~23分くらいでしょうか。

駅間はとても短く、福島駅を出ると、住宅街をすり抜けるようにトコトコと走ります。

温泉地へ向かう列車ですが、観光列車というよりは、沿線住民のための足という印象。

また、地名から来ているのかわかりませんが、「桜川」だったり「花水坂」だったりと駅名がなんとも特徴的で美しい。

車窓から見えるリンゴ畑や桃の木も相まって、さすがフルーツの福島県だなと実感しました。

あっという間に飯坂温泉駅に到着。
駅前では、『奥の細道』で飯坂温泉を訪れた松尾芭蕉が出迎えてくれました。

飯坂温泉駅の駅舎外観
駅舎は川沿いにあります。
(写真右手の三角屋根が飯坂温泉の駅舎)
松尾芭蕉翁の銅像

飯坂温泉で「日帰り温泉」を満喫

飯坂温泉では、地元の方も利用されている共同浴場が点在しています。
また、一部の旅館でも「日帰り温泉」が利用可能です。

今回、僕は比較的お安く利用できる共同浴場ではなく、旅館の「日帰り温泉」を利用しました。

共同浴場のレビューを事前に見ると、結構朝は地元の方のみならず、旅館に泊まっている方も利用されて混んでいる様子。

共同浴場のそんな雰囲気も良いのですが、久しぶりの温泉にゆったり浸かりたかったので旅館の「日帰り温泉」を利用することにしました。

飯坂温泉の詳細については、以下オフィシャルサイトをご確認ください。

こぢんまりとした温泉街

飯坂温泉の温泉街中心部は、こぢんまりした坂の町という印象。
趣のある建物が多く、通りを歩いているだけで「旅先に来ている」感が味わえます。

今回は朝9時台の訪問で、且つ現地滞在予定時間は1時間半ほどのため、開いているお店も少なく、満足のいく散策はできませんでした。

それでも、町を眺めているだけで十分温泉街の雰囲気を味わうことができました。

温泉街にある足湯
「松尾芭蕉と曾良入浴の地」の碑
芭蕉も入ったという共同浴場『鯖湖湯』
何屋かと思ったら美容室
位置的に、旧堀切邸のものと思われるもみじ

旅館『伊勢屋』さんで日帰り温泉

今回は、飯坂温泉駅から徒歩10分ほどの場所に位置する『伊勢屋』さんという旅館の日帰り温泉を利用させていただきました。

朝早い時間から「日帰り温泉」の営業をされており、料金も午前中であれば600円と比較的お安かったので、こちらに決めました。

今回は、タオルは持ってこなかったので、タオル+バスタオルもレンタルで利用しました。(+400円)

『伊勢屋』さんの入口・外観

温泉は、本館の方が若干混んでいるとのことで、別館「渓泉荘」の温泉を利用しました。

お湯の温度はちょうど良く、お湯はトロッとして身体の芯から温まりました。

思えば、温泉に浸かるのは5年ぶりです。
ちなみに、最後に入った温泉も福島県(スパリゾートハワイアンズのいわき湯本温泉)でした。

やはり温泉は気持ちいいですね(当たり前ですが)。
ただ、帰りの電車の時間もあり、そこまでゆっくり入っていることもできなかったのが残念でした。

今回利用した『伊勢屋』さん、フロントの方や湯守さんもとても親切で、おもてなしを感じさせる旅館でした。

以下に、伊勢屋さんのホームページのリンクを貼っておきます。

泉質はとても良かったので、今度はゆっくりと泊まりに来たいと思いつつ、飯坂温泉駅へと戻りました。

ちなみに、帰りに利用した飯坂電車は、以下の車両でした。
昔の車両を模したラッピングでしょうか。

車内の連結部には、温泉地へ向かう列車らしく”のれん”が掛けられていて、最後まで温泉気分を味わうことができました。

帰りに乗車した飯坂電車の車両

おわりに(旅は続く)

『福島・宮城日帰り旅』第1回・飯坂温泉編は以上です。
福島駅に戻ったあとは、阿武隈急行に乗換えて宮城県方面に向かいます。

ちなみに、「第1回」とか「①」とか書きましたが、もしかしたら2回で終わるかも知れません……。(なにぶん”日帰り”なもので)

記事を書いてみないことにはわかりませんが、とりあえず今回は以上です。

飯坂温泉、とても良い温泉地でした。
ぜひ、今後の旅行のご参考になさっていただけると幸いです。


追記
続きを書きましたので、お時間のある方は併せてお読みいただけると嬉しいです。


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