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健康生活の原理-活元運動のすすめ by野口晴哉

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野口晴哉の本を小見出し事に書いきました。動画もありの保管庫。
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#体の要求

外路系の体育・活元運動を始める前に-摂生についての考え方-

「食事はていねいに噛むことが一番よろしい」と教えられて、それを鵜呑みにして一生懸命ていねいに噛んでいる人がありましたが、なるほど、鍋で煮るより丁寧に噛んだほうが、ツバを出した分だけ胃袋も働いて体のバランスのためにはよいかも知れません。 ところが、こういうことを長くやっていると、よく噛まないで食べるとお腹が痛くなってくる。また「お粥を食べた方がよい、ご飯を食べるのは不摂生だ」と説く人もいますが、体のためにいいからと言って柔らかいものばかりを食べていると、体がだんだんと、それに

外路系の体育・活元運動を始める前に➖摂生のついての考え方➖恢復の要求-

衛生と、か摂生とかいうことは、ひょっとしたら体んk恢復要求殺すことではないだろうか。 体を大事にするということは、却って体を弱くすることではないだろうか。 庇ったり、補ったり、足りなければ足してやれというようなことは、体の弱い状態を保つようにすることではないだろうか。 眼鏡👓をかけると、よく見えるようになるが、そこで眼の変化に応ずる恢復要求は止まってしまいます。眼鏡は、眼の不調のまま使うのには便利な方法だけれども、自然に治っていく方向を全部塞いでしまうのです。 ところが多く

外路系の体育・外路系の訓練➖自然のリズムに集る➖

活元運動をやって、人間の体の裡にある自然のリズムに添って、それに乗っていけば、自然に健康が保てるようになります。この自然のリズムを乱しさえしなければ、熱が出るべきときには、自然に出る。黴菌が付いた時には、黴菌はそこで生活しにくいように自然に高い熱が出てくる。例えば、扁桃腺の入口のところに黴菌が付着すると、すぐ高い熱が出るように…。 ところが一般には、扁桃腺が腫れたと騒いで扁桃腺を悪者のしている。扁桃腺は黴菌に対する門番であって、しかも忠実にその役目を果たしているにもかかわら