スズメの恩返し(血まみれ) -自己肯定感の作り方-
チーンとエレベーターの扉が開くと
目の前の踊り場でスズメがガラスに
何度も体当たりをしていました。
ボカン、ドワンとぼやけた痛々しい
音が響いている。
スズメは完全に出口を見失っている。
はてどうしたものかと思っていると
ぽとりとスズメが床に落ちました。
いじらしいほど小さなスズメでした。
私が手を伸ばすとスズメはおとなしく
私の掌に納まった。
両手にこっぽりと納まっているスズメの
羽毛は柔らかくなめらかでした。
通路の途中にあるらせん階段にスズメを
降ろし、スズメの頭をそっと撫でて部屋
に入る。
しばらくしてから見に行くと
スズメの姿はもうありませんでした。
なんだかちょっと幸せな気分になりました。
その夜、布団に入ってから手がむずむずと
してきた。
手が痒い。
掌を掻く。
ポリポリ…
う~ん、痒いな。
ポリポリポリ…ん?手の甲まで痒いな。
ポリポリ…ポリポリポリ…ボリボリボリ
あれ?痒いぞ。
掌は赤くなり、手の甲は湿疹でボッコボコ
血が滲んできた。
でも掻くのをやめられない。
痒い。どんどん痒くなる!!
ボリボリボリボリ…ガリガリガリガリ…
湿疹の頂上が破れ血が・・・
なんだこれ?
何が起こってるんだ??
あっ…
気付きました。
スズメを触った。
鶴を助けると綺麗な娘さんがやってきて
はたおりをしてくれるようですが、
スズメを助けると手が痒くなります。
冷たい水でしっかりと手を洗い
なんとなく痒みがひいたところで寝ました。
翌日はきもちいい晴れ
洗濯物を干そうとベランダのサッシを開けると
すぐ足下に何かが落ちていました。
1cm位の白い塊
見るとカピカピになったごはんの塊です。
ん??
なんでこんなところに??
ウチは5階だから、どこかから飛んでくるはずはない。
鳥が運んできたのか?
はっ!
スズメの恩返し…
そんな…
いいのに…
指でつまんでクリクリと回して見る。
カピカピのお米の端に、
カピカピになったシャケのカケラが付いている
お、おかずまで…
え~と…
ありがとうスズメ
気持はしっかりといただきました。
離婚後のぼやけて冷たい日常が
少しだけ温かくなりました。
(かなり間抜けな話ですが本当に実話です)
●自信がないという方は感謝ノートを
自信がない・自分の価値を認められない
そんな自己肯定感が低いという方に
おすすめの第一歩です。
ホントはもっと色々と方法はあるんですが
今回は一つご紹介します
それは感謝ノート
感謝ノートというのは、一日の終わりにその日を振り返り
その日にあった感謝できることを3つ書き出すというものです。
(皆さん聞かれたことあるんじゃないかなぁ)
その日の感謝を言語化することで
自分の価値を認める&自信を持つ
ということにつながります。
あ~はいはい、と思われるかもですが
これバカにできないんです。
時間差でじんわり効いてきます。
感謝=ありがとう、ですよね。
「有ることが難しい」と書いて「有難う」です
感謝ノートでありがとうを言語化することで、
特別な存在でなくても
特別な何かをしていなくても
自分は、有ることが難しい「ありがとう」と言える何かを
受け取れていることを認識できます。
受け取れるだけの価値が自分にはあると認識する
それが感謝です
これがじんわりと自信につながります
少しずつじんわりと沁みてきます。
時間差で効いてくるんです。
それに、
自分が外に出したものが返ってくるという
法則があります。ネガティブな感情を外に
放てば、ネガティブが返ってくる。
ポジティブを放てばポジティブが返ってくる。
感謝を放てば、感謝したくなることが返って
きます。だから感謝を探すんです。
単純な話です。
しかめ面を向けてたら笑顔は返ってこない
ですもんね。
だから感謝ノート
これをやり続けると、
あれ?結構感謝すること多いなぁ
自分って結構恵まれているんじゃないか?
と思えてきます。
ひと月程やったら自分はそうなりました。
自分の中の設定が変わったんですね。
一日の終わりに、ありがとうを感じると
その日にどんなことがあっても、
「ありがとうの日」に書き換わります。
しかもおまけで「自信」までついてくる。
あら、お得。
幸せを感じる力を取り戻しましょ。
鈍ったありがとうセンサーを磨いて
色々とあった今日を「ありがとう」に
書き換えましょ。
自分の設定を変えちゃいましょ。
お読みいただき、ありがとうございました。