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【どこでも誰とでも働ける】 -ほぼ1,000字感想文

○タイトル:どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール
○著者  :尾原 和啓
○発行  :ダイヤモンド社 (2018/4/19)

■ざっくり要約

世界がインターネット化している現在、固定されない働き方は理想論でなく、生き残る現実的な戦略である。 この前提に立って、具体的な実行方法やそれに伴う個人としてのスタンス・能力が詰め込まれた一冊。

 例えば、個人のブランディングについて、「プロポーズされたらゼクシィ」「怪我をしたらバンドエイド」と純粋想起されることがベストであるとのこと。「◯◯を任せるなら◯◯」と想起される人材になることで、自然と仕事が集まるように。

周りの人間にギブをし続けるなど、その体現に著者の個性が滲み出ていると感じた。



■学びポイント

○「いつでも辞められる」は最高のパフォーマンスに繋がる

たとえ転職を考えていなくても、自身の市場価値を常に意識するべき。既存の環境がすべてだと感じてしまうと、自ずと現状維持に固執してしまう。ビジネスマンとして精神の自由を保つためにも、広い視野で自身の活躍場所を探し続けるべき。

転職以外にも副業やボランティアなどの社外活動をすることも、上記と同じ効力を発揮する。ポイントは、いかに会社という枠から一歩外の世界に出られるか。


○「リンク」「フラット」「シェア」を体現する人材になる

元ネタは糸井重里さんの著書「インターネット的」にてインターネットの本質として取り上げられているポイント。社会がよりインターネット化している昨今。この3点を体現している人材が活躍していく。

対個人でも対企業でも、対等な関係で繋がりを増やしていき、情報やスキルを相互に共有していく。このエコシステムを常に回していれば、新しいチャンスが舞い込んでくる。

反対に、一つの会社や立場に固執している人間は、必然的に淘汰されてしまうのだと感じた。


○相手の期待値をコントロールする

説明責任[accountability]はどの領域のプロフェッショナルでも求められること。つまり相手にプロとして求められる最大価値を発揮することが常に重要となる。

一方でその期待値をコントロールするという考え方も合わせて重要。その目的は、何があっても相手の期待を裏切らないこと。期待を1%でも下回った場合、それは失望である。期待値と実際の体験の落差をうまくコントロールしていくべき。

このような考え方をエクスペクテーション・マネジメント(期待値管理)という。


↓出典元

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