【ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜】 -ほぼ1,000字感想文
○タイトル:ハック思考〜最短最速で世界が変わる方法論〜
○著者 :須藤 憲司
○発行 :幻冬舎 (2020/3/18)
■ざっくり概要
Kaizen PlatformのCEOである著者が、これまでの経験から編み出した、より高い成果を出すための方法論「ハック思考」についてまとめた一冊。
著者によるとハックとは、時間やお金などのInputに対して、生まれる成果の転換率を劇的に上げることを指す。そしてそれは、①人と違う法則性を見つける②システムのスキマに介入する、というたった2プロセスによって実現できるとのこと。
本著では、なぜ「ハック思考」が重要なのか?という課題定義から始まり、具体的に実践する方法論までまとめられている。
■学びポイント
○日本が直面する3つの問題
なぜ我々にHackが必要なのか?それはInputとなる「時間」「お金」に制限が生じる時代に突入したためである。
理由は主に3つ。「①VUCA時代に入り不確実性が増したこと、②人間寿命が伸び企業寿命が縮み転職が当たり前になる、③労働人口減少と働き方改革により投資時間が減少する」
投じられるリソースが減る以上、今まで以上にラクして成果を出していく必要がある。
○真の因果の見つけ方
目の前の全ての課題が、Hackできるわけではない。前提として、規則性や法則のないものはHackができない。つまり、まずは既存のルールを的確に知ることが大事である。
この時に必要なのが4つの察する力。(観察・考察・推察・洞察)
子供のような「なぜ?」「なに?」という好奇心をもって、目の前の課題をハックできるものか見極めることが重要である。
観察・・・変化を見つけること
考察・・・観察から規則性や法則を見つけること
推察・・・考察で導きだした規則性や法則を転用先を探すこと
洞察・・・上記3つを駆使して因果関係に気づくこと
○未来がわからなくても前に進め
著者曰く、経営のプロセスは「そもそも正解などないことに対して、何らかの結論を出し、行動し、その正否に対して向き合い続けながら事業をとにかく前進させること」であるとのこと。
立ち止まるよりも、とにかく前進して間違えていたら方向転換をすることに注力すべき。そもそも正解のないことに向き合う領域であるからこそ、不確実性が大きい未来が来てもこのスタンスは変わらない。
出典元↓
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