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魂を磨く~シンママ奮闘記~

こんばんは、夜だけど明るいシンママとみ子です



今日は私の父について
父の病気についてのお話しです。



私の父は私が23歳の時に
『若年性前頭側頭型認知症』
を発症しました。



発症時 父は49歳の
まだまだ働き盛り
若年性の認知症について
まだまだ知名度は
高くはありませんでしたし
当初病院でも
『うつ病』 と診断を受け


私たち家族も
少し休めば治るだろう程度に思っていました。



しかしそんな思いとは裏腹に1年2年、時間の経過と共に
病状はむしろ悪化



というか変化
うつ病と診断されて
数年経過したその頃の症状として



■家の中の何もない所での転倒
■呂律の回らない会話(酒に酔ったような)
■気に入らないことがあると食器を外に放り投  げたりなど感情のコントロールができない
■母の財布からお金を盗む
■暫く会っていない親戚の入院先までいき暴言を吐いて金銭を要求するなど


人が変わってしまったような反社会的な行動が
目立つようになり


絶対におかしいと確信がありましたので
私たちは何度も何度も先生にお願い


その後ようやく大きな病院で
脳内の精密検査
『前頭側頭型認証』の診断に至りました。



ここまでで既に5,6年経過
本当の病名が解りホッとした瞬間でした。


認知症の診断を受けるまで
暴力を振るおうとする父に
母も愛想が尽き離婚を考えるなど


家族崩壊寸前
とても苦しく悲しく
魂がすり減るほどの辛い体験をしました。




今現在は症状も落ち着き
週一回のデイサービスを
父も楽しんでいるようです。



私はその後介護福祉士になり
認知症全般について
理解することができました。



母や家族に
認知症について伝えること
私の役目の1つだと思っています。



こうしている間も社会の中で父のように
若年性認知症を抱えながら生きている方や


診断されず症状に苦しんでいる
当事者や家族が
少なからずいらっしゃると思っています。


適切な診断を受け
周囲の理解や適切な支援を受けることが


若年性認知症の
当事者や家族にとって必要不可欠だと感じました。



そして通り過ぎて思うこと


私たち家族は家族の病気によって絆が強まりました。

暗いトンネルは永遠ではないことも分かりました。


人生のしんどい時期をぐっとこらえる力も身につきました



そしてそして一生懸命悩まなくも
物事は収まるところに収まると
分かりました。


それもまた事実です。


介護をする家族の大変さ介護を受ける当事者の気持ち
人の痛みが分かる今私にしか出来ない生業を
させて頂きたいと思っております



では、また

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