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その会社の悩み、解決するのは「香り」かも。 世界が認めた“企業用フレグランス”とは?

働くって、いいかも。Vol.4

五感のなかで、最も記憶と結びつきやすいと言われる嗅覚。一説によると他の感覚と比べて100倍も強く記憶するそう。今、そんな嗅覚の特長を活かして「香り」によってお客様や働く人の満足度向上や課題解決を実現する“セント(香り)・マーケティング”が注目されています。

今回はその代表的なブランドである“マイクロフレグランス”を扱うHANAイノベーション株式会社・代表取締役社長の近藤祐司さんにお話を伺いました。

HANAイノベーション株式会社 代表取締役社長 近藤祐司さん
愛知県豊橋市で花屋の長男として生まれる。花屋を継ぐ気はなかったものの、小学校時代から社長を志す。高校時代に両親から「うちも会社だから社長になれる」と言われ、その気に。大学卒業後に入社し、代表取締役社長に就任(有限会社豊橋ボタニカルガーデン)。花の需要を喚起するために「花男子プロジェクト」を立ち上げ、全国ネットほか各種メディアから注目を集める。2013年に花を活用したイベントや空間演出を手がける“花の広告代理店”HANAイノベーション株式会社を設立。2017年よりマイクロフレグランスの代理店に。


世界90ヵ国に広がるマイクロフレグランス

───マイクロフレグランスは、アメリカにルーツを持つブランドだそうですね。導入事例には世界や日本の名だたる企業が並んでいます。まずは、マイクロフレグランスについて教えてください。

近藤社長:マイクロフレグランスとは、“香りマーケティング”のトップ企業と言われるアメリカ・ProliTEC社のフレグランス噴霧システムをつかった、香りの空間演出を手がけるブランドです。お客様のご要望に合わせて70種類以上からフレグランスを選定し、空間を演出します。世界でただひとつのオリジナルフレグランスをつくることもできます。

世界の名だたるブランドが採用

おっしゃるとおり、国内外のトップブランドをはじめ多くの企業に採用され、これまでに10万台以上が全世界90ヵ国のショッピングモールや小売店、ホテル、映画館、病院、空港、オフィスなどに導入され、その効果が実証されています。

日本には2009年に初上陸。全国に代理店があり、弊社は2017年から本社のある愛知県豊橋市を中心に三河エリアに根ざして展開しています。

───マイクロフレグランスそのものは、意外にも10年以上前から日本にあったんですね。代理店になることを決めたきっかけは何だったんでしょうか。

近藤社長:香りを含めた空間演出をしたいと思ったことがきっかけでした。花の需要を喚起するために始めた「花男子プロジェクト」に注目していただいたことで、花を活用したイベントや空間演出を担当する機会が増えていったのですが、観賞用の花ってあまり香らないんです。 

せっかく花や光、音で演出をして華やかな空間をつくっても、香りがないのはもったいない。そう思っていたときに出会ったのが、マイクロフレグランスでした。

ちょうどその頃、日本でもファブリックの消臭剤や香りをアピールする柔軟剤が注目され始めていて、マーケットの広がりも感じていました。でも、いちばんの決め手は、香りによるブランディングの成功事例に自分の好きなアパレルブランドを見つけたこと(笑)いつもショップを訪れたときに感じていた香りの正体。それがこのマイクロフレグランスなんだ!と知ったときにはもう導入を決めていました。


香りで働き方改革?生産性や社員満足度のアップも

───はじめは空間を演出するひとつの要素としてマイクロフレグランスを導入されたんですね。現在はイベントや空間の演出にとどまらず、オフィスや工場の課題を香りによって解決されているとお伺いしました。香りによる課題解決とは具体的にどういうことなんでしょうか。

近藤社長:ひとつは、シンプルに「消臭」です。一緒に働く人の体臭やタバコ臭、ペット臭、食べ物やトイレのにおい、建物の接着剤のにおいなどオフィスや工場にはストレスになりうるにおいが意外とたくさんあります。それらをどうにかしたいということで、マイクロフレグランスを導入いただくケースが少なくありません。特許を取得した消臭剤が調合されていますので、悪臭を感じにくくしながらほのかな香りでマスキングすることで、悪臭を劇的に改善することができるんです。

───仕事柄たくさんの会社に訪問しますが、いい香りのする会社って多くない気がします。自宅では気をつかってアロマやお香を焚いたりするのに、会社では何もしないってよく考えると不思議ですね。消臭のほかにはどんな効果があるのでしょうか。

季節や目的によって選べる様々なフレグランス

近藤社長:アロマやお香と同じように、リラックス効果や集中力アップなどの効果を求めて導入される企業が増えています。実際、導入企業からは「集中力が上がって会議が早く終わるようになった」「職場の雰囲気が良くなった」「女性社員のモチベーションが上がった」などの声をいただいています。また、商談や面接で訪れる取引先や学生にも好評だそうです。

他には夏はすっきりシトラス系の香り、冬は甘めの重たい香り、と季節ごとに香りを変えて気分転換を図っている企業もあります。リノベーションやレイアウト変更は大がかりになりますが、香りならすぐに変えられますから。

───いい香りがするだけじゃなくて、生産性の向上や従業員・顧客の満足度アップにもつながっているんですね。

近藤社長:そうなんです。数年前、ある展示会に出展したときに「香りで働き方改革」を大きく打ち出したところ、多くの企業が足を止めてくれました。そこから大手自動車メーカーや家具メーカーへの導入にもつながっています。

「働き方改革」だけでなく、近年の「健康経営」や「SDGs」などともマイクロフレグランスは相性がいいんです。社員の方のストレス軽減に、環境負荷軽減にと、お客様の課題に合わせてご提案内容も工夫しています。職場の環境改善のために香りにできることは、まだまだあると考えています。


これからの日本を担う“香りネイティブ世代”へ。

───実際にマイクロフレグランスを導入する場合の流れを教えてください。

近藤社長:まずは、フレグランスプランナーが会社を訪問し、どんな効果を期待されるか、どんな香りがお好みかなどを詳しくお伺いします。

その後、ご要望をもとに70種類以上のフレグランスのなかから5~6パターンをご提案しますので、香りを確かめていただき、導入するフレグランスを決めていただきます。

そこからすぐに導入ではなく、噴霧システムを無料でレンタルしますので、まずは1週間、お選びいただいたフレグランスが実際の職場でどんなふうに香るのかを体感してみてください。1週間後、もし効果を実感しご納得いただければ、そこで初めて導入となります。ご利用は月額9,500円から。メンテナンスも弊社で行います。

───自社に合った香りを提案してもらえて、まずは1週間無料で試すことができて。リスクなく導入を検討できるのは安心ですね。これから、マイクロフレグランスをはじめ香りに期待されることを教えてください。

近藤社長:VRやメタバースの世界でも、より深い没入感を得るために「香り」分野での研究開発が進んでいると聞きます。インバウンドも戻ってくるので、おもてなしの文脈でも、これからますます香りが注目される機会が増えるのではないでしょうか。

また、日本ではずっと「無臭」が良しとされてきましたが、これから会社の中核を担っていくのは生まれたときから香りが身近にあった“香りネイティブ”世代です。香りの働きについて感覚的にご存知だと思うので、追い風になることを期待しています。


消臭だけでなく、集中力やモチベーションのアップ、ストレス軽減など、聞けば聞くほど可能しか感じない「香り」の働き。あなたの会社のその悩みも、解決してくれるのは案外「香り」なのかもしれません。

■HANAイノベーション株式会社
愛知県豊橋市神野新田町ワノ割93−3
日本一の花の生産地愛知県を中心に、花を使った様々な企画をプロデュース。
マイクロフレグランスについての詳細は、こちらのサイトからご確認ください。
https://www.microfragrance-hana-inv.com/