最近聴いてる15曲を紹介するだけのnote【part.5】
こんにちは!こんばんは!
5月も後半になったかと思えば、
西日本を中心にもう梅雨入り、毎日雨模様、、
憂鬱ですね。。
そこで!!今回はそんな憂鬱な気分を吹っ飛ばすような曲!だけでなく、憂鬱な気分と向き合い、逆に気持ちを落ち着けたり和らげるような曲を紹介します。
読んでいる方に合う曲があれば、幸いです!!
それではいきましょう!
①あいみょん『愛を知るまでは』
2021年の春ドラマ「コントが始まる」の主題歌になっています。
『愛を知るまでは死ねない』という力強い歌詞で背中を押してくれるのが、あいみょんさんらしいなと思います。この曲のおすすめポイントは3:38の大サビのところで、アカペラからバンドの音が入るところがクセになります。AメロやBメロの独特の譜割りである「あいみょん節」やサビの盛り上がり方など、聴く人によっては懐かしくも新しい曲になっています。
「コントが始まる」もいいドラマなんですよねー(;´・ω・)
②Official髭男dism『Cry Baby』
2021年春アニメ『東京リベンジャーズ』の主題歌になっています。
ヒゲダンと言えば『Pretender』が代表的ですが、こういうバンドサウンドもあるぞという引き出しの多さ、そしてラジオ内でメンバーが話していた「問題作」であり、「人に話したくなるような曲」であり、複数の曲を組み合わせたような、音楽の素晴らしさや新しい曲を生み出したいというパワーを感じる曲です。
『東京リベンジャーズ』も面白いアニメで、今年は実写映画の公開も控えているようですね。そして、①のあいみょんさんの曲と5/7に同時配信で、個人的には胸アツな1日でした😂
③折坂悠太『朝顔』
2019年と2020年秋ドラマ「監察医 朝顔」の主題歌でした。
折坂さんの独特な声色と声の出し方や、日本文学を感じさせるきれいな日本語の歌詞もありますが、何回も聴きたくなる曲になっています。サビの「ねがう~ねがう~ねがう」といった「願う」というポジティブな歌詞ながらも音が下がる部分、1曲の中でも変化に富んだアレンジ、特に気になるのは5:05からのアウトロへの盛り上がり方です。普通はラストのサビで終わると思うのですが、曲調がガラリと変わり、最後にメッセージを込める感じ、頑張れやファイトという歌詞は出てきませんが、とても元気をもらえる曲です。
ミュージックステーションや「THE FIRST TAKE」の歌唱シーンを見ると、ギター一本で一つの世界をつくることができる、素晴らしいアーティストです。この曲のようなアウトロをまったく違うものにするアレンジ方法、名前はあるのでしょうか。。めちゃかっこいい。。
④Awesome City Club『勿忘』
曲の読み方は「わすれな」です。漢文で「忘れることなかれ(わすれることなかれ)」というように、「忘れないで」という意味です。「花束みたいな恋をした」という映画の鑑賞後にメンバーがこの曲を作ったということで、インスパイアソングという立ち位置になっています。
この映画は男女の出会いから別れまでを描いた作品です。曲の1番は男目線で男性ボーカル、2番は女性ボーカルが女性視点で歌われています。おすすめは「曲のパートごとに違うアレンジ」です。Aメロ、Bメロ、間奏、サビなど、始まりのソロパートこそシンプルですが、曲が進むごとに楽器が増えていき、間奏ではギターやドラムの音が強くなったり、ストリングスが絡んだり、ピアノの音が入ったりと、ドラマチックなアレンジがさながらこの映画の二人の男女の物語が表現されているなと思います。
さらには、男女それぞれの視点で描かれているために、「ただただ別れが悲しい」というよりも、「それぞれが次へと進んでいくけど、幸せだった日々は忘れないで」という前向きなメッセージも含んでいるのかなと感じました。
予告編ではこの曲が使われていますが、映画内では流れません。この曲を聴くたびに一つ一つのシーンを思い出せるほど、単純にいい曲だなと思いました。
⑤中村佳穂『忘れっぽい天使』
2ndアルバム「AINOU」に収録されています。
「みんな同じ辛いのよ。」
そうやってあの子は慰めますが
私の気持ちが見えるのかい
冒頭はこの歌詞から始まります。
「時は全てを流すのよ。」
そう言ってあいつは笑っていますが
思い出さなくていい思い出に
いまでも途方に暮れるのさ
本当に今自分が辛いな、苦しいなとかのマイナスの感情が渦巻いている時は曲を聴きたいとも思わないし、歌詞も追いたくないのですが、この曲をとにかく流して、耳にイヤホンを入れると、この曲にスッと入り込むことができます。曲の持つパワーと歌声に癒され、ほかの曲にも元気をもらうことができます。
この「AINOU」というアルバムは捨て曲なしの名盤なので、知らない人はぜひ聴いてみてください。
⑥Radio Bootsy『春は溶けて』
これは毎年春の時期にFM802が行う、「ACCESS! キャンペーン」のキャンペーンソングです。2008年から続いているもので、若手からベテランアーティストまで、豪華なミュージシャンがコラボしています。
今年は 川谷絵音さんをはじめ、北村匠海(DISH//)、長屋晴子(緑黄色社会)、三原健司(フレデリック)、ホリエアツシ(ストレイテナー)、yamaといったメンバーが集まりました。
邦楽好きにはたまらないほどの豪華さ、「春の曲」をというテーマに対して、それぞれのアーティストさんの色や思考が見られたり、FM802の人選も素晴らしいの一言に尽きます。
毎年やっている企画なのですが、期間限定でしか聴けないのが残念、、過去の曲も何とかCD化したりサブスク化してほしいな。。
⑦瑛人『ハッピーになれよ』
1st Album「すっからかん」に収録されている曲です。
瑛人さんの父親とのエピソードを曲にしたものだそうで、明るい曲タイトルではありますが、歌詞はご自身の当時をリアルに表しています。歌詞だけ見ても辛い過去があったんだなと思いますが、歌い方や曲調、いろいろあるけどみんな「ハッピーになれよ」というメッセージがとても刺さります。
「香水」という曲ももちろん好きですが、この「ハッピーになろうよ」「HIPHOPは歌えない」「ライナウ」などような瑛人さんの人柄が出るような曲が本当にいいなと思います。幸せに歌っているシーンを見るだけでこちらが元気をもらえる、素晴らしいアーティストだと思います。
⑧04 Limited Sazabys『Squall』
04 Limited Sazabysが2017年に発売したシングルです。
忘れたい事も忘れられず
抜け出せなくなり膝を抱える
応えたい期待応えられず
命掛けた夢に蓋をする
ボーカルのGENさんは力強いバンドサウンドに負けない高くパワフルな歌声の持ち主で、ストレートな歌詞と相まって、自分の若い頃や童心の「まだやれる!」という気持ちを思い出させてくれます。今の5月の梅雨を吹き飛ばしてくれて、手放しで元気になれるような素晴らしい曲です。
やりたいことが何かの理由があって始められない、自信が無い、諦めようか考えている、悲しいことがあって落ち込んだ人はこの曲を聴きましょう(笑)
⑨つじあやの『猫になりたい』
つじあやのさんの2006年発売の「つじベスト」に収録されている曲で、スピッツのカバーになります。
スピッツが歌うバンドサウンドとは違い、ウクレレを中心とした弾き語りのアレンジになっています。スローなテンポで「何も考えずにぼーっと、なんとなく猫になりたいなー」という淡い願望と優しい歌声がとにかく癒されます。個人的には田舎の大きな軒先で身体を横に揺らしながら演奏してみたいです。ハンモックに乗ってゆらゆら揺れているような浮遊感、ゆったりとした気分を味わえる癒し曲です。
つじさんのカバーアルバムもめちゃめちゃいいのでおすすめです。
⑩aiko『ハニーメモリー』
2020年に発売した40作目のシングル曲です。
先月の⇩こちらでもaikoさんの『磁石』という曲を紹介しました。
この曲も冒頭から「aiko節」が炸裂しています。Aメロの語りかけるような口調とBメロサビの節回し、特にサビの音が連続して高速で上へいったり下へ行ったりする部分はとんでもなく複雑になっていることが譜面を見なくても分かります。また、半音も多く、まさにカラオケ殺しの曲です。
「心臓が5個あったらいいな
入れ替えたらあなたの前で
ずっと笑ってられるわ」
ほんとに...僕は粉々になった
切ないラブソングだと思いますが、aikoさんの大切な人を狂おしいほど考えすぎてしまうという感情的な部分の歌詞と「ガラスは割れたまま」「夜明け前に帰ると洗面所だけ電気がついてた」などの自分の感情を身の回りにある物で描写するのが、とてもすごいなと思います。
この曲が収録されている『どうしたって伝えられないから』というアルバムを聴くと、aikoさんの曲の引き出し力、表現の引き出しが多いのは明白で、恋愛の好きとか嫌いとか単純なものではない繊細な気持ちを等身大に描ける天才だなと思いました。
⑪LiSA 『Another Great Day!!』
LiSAさんのミニアルバム『LADYBUG』に収録されている曲です。作曲はB'zの松本孝弘さんです。
ハードロックテイストでイントロからB'zぽさを感じる楽曲で重厚なギターとドラムのサウンドが印象的です。「本気で生きてる私は 本気(マジ)で美しい」という短い歌詞のBメロからサビへの盛り上がり方、そして、サビのドラムの叩き方やコーラス、曲後半のギターソロがB'zらしい!(笑)
おすすめポイントはその0:50~0:54のギターメロディーと声のメロディーがユニゾンする部分です。(「本気で生きてる私は」の部分)たった12音でAメロの世界観からガラリと変える素晴らしい転換音だなと思いました。
鬼滅の刃の『炎』や『紅蓮華』などもそうですが、バラードからロックまで歌える曲の幅が本当に広いなと思います。そしてこの曲、デモ音源の時点ではB'zの稲葉さんが歌っていたそうです。。そっちも聴いてみたい(笑)
⑫藤井風『旅路』
藤井風さんの7作目のシングルです。ドラマ『にじいろカルテ』の主題歌にもなっていました。
藤井風さんの母校や地元で撮影され、MVには学校や町並みも写されています。YouTubeの画角も4:3、8ミリカメラで撮影されたノスタルジックな映像はメロウなバラードと歌声に引き込まれるような感じになっています。
藤井風さんのバラード曲は『風よ』や『帰ろう』など、郷愁や望郷をテーマにした曲も多数あります。この『旅路』もそうですが、そういう曲を20代で書けるというのは、過去に色んな経験があってからじゃないと書けないだろうし、苦労だったり思い出だったり、パーソナリティーも円熟されているなと感じました。
また、90年代や2000年代に流行したブラックミュージックの要素、歌謡曲の歌い回しも感じられる「懐か新しい感」もあります。
そして、藤井風さんが出てきたときから思っていた、「ORIGINAL LOVEのボーカル田島さんに声が似ている!」と思ったら、デビュー前に既にカバーされていました。
接吻 (ORIGINAL LOVE)←藤井風さんカバー
⑬DREAMS COME TRUE『G』
ドリカムが2020年に発売したシングルで『Gのレコンギスタ III 宇宙からの遺産』の主題歌になっていました。
ガンダムシリーズということで冒頭は『モビルスーツは進化するのに~』という歌詞から始まります。近未来をイメージしたノリの良い曲になっています。
この『G』と両A面シングルで収録されている『YES AND NO』は世の中のリアルをシニカルに歌ったような曲で、全く違う曲調になっています。
今までのドリカムサウンドと、シンセやピアノ、打ち込み音との融合がいいです。。今の一歩先を行く感じがして、めちゃかっこいいですね。。先日行われたライブバーションのイントロもすごいし、歌うますぎます。
⑭松任谷由実『SAVE OUR SHIP』
1990年に発売されたアルバム『天国のドア』の最後に収録されている曲です。
初めて日本人として宇宙に行った秋山豊寛さんを取材した番組のために書き下ろした曲です。宇宙をテーマにした歌詞がちりばめられていて、宇宙空間や宇宙の壮大さが曲にも表現されています。
この曲は先日行われたユーミンさんのライブのオープニングの次に披露された曲です。オープニングの印象から現実に引き戻され、冒頭からこの曲にどっぷりと浸かってしましました。特に「見えぬ未来を乗り越える」という歌詞が今の状況と重なり、不安や心配をも乗り越えるパワーをもらます。
ライブの模様はこちらです。
⑮西野カナ『Have a nice day』
西野カナさんが2016年に発売したアルバム『Just LOVE』に収録されている曲で、『めざましテレビ』のテーマソングにもなっていました。
イントロの「まだ頭も働いていなくて、夢見心地な感じ」が表現されている部分や、朝のモーニングルーティンから恋愛だけでなく、仕事や学校に行く自分を励ましたり、月金を忙しく過ごす感じがテンポよく描かれています。
そして、最近、音楽番組の関ジャムでヒャダインさんが西野カナさんのことを「等身大のラブソングを歌う系アーティスト」として紹介されていて、「それを西野カナさんが2010年代をほとんど一人で突っ走った」と評されていました。
(女性一人と言えば安室奈美恵さんもいたかなとも思いましたが)女性アイドルグループは2010年代が多くいた中で、女性一人で背負っていたのは確かにすごいなと思いました。2020年代にもそうしたアーティストが出てくるんじゃないかと個人的にはワクワクしてます(笑)
めざましテレビを見ていた当時の気持ちを思い出しての選曲になります。懐かしい。。
まとめ
いかがだったでしょうか。
後半にかけて解説や自分の私見が長くなってしまいましたが、ご愛嬌ということでお願いします(笑)
こうしてnoteにアウトプットすることで、自分の好きな曲やアーティストが分かるというのはもちろんですが、「自分にとってあんまり好きじゃない曲だなと思っても、曲を何回か聴いてみたり、そのアーティストのことをよく知るといいなと思うこと」が増えてきた気がします。これからは食わず嫌いせずに何回も曲やアーティストのことをじっくり調べて、書いていければなと思います。
どうせなら、読んでいただいている方のプレイリストに1曲加えてもらえるようなnoteにしていこうと思います!!
今後ともお願いしますー!
●最近聴いてる15曲まとめ
①あいみょん『愛を知るまでは』
②Official髭男dism『Cry Baby』
③折坂悠太『朝顔』
④Awesome City Club『勿忘』
⑤中村佳穂『忘れっぽい天使』
⑥Radio Bootsy『春は溶けて』
⑦瑛人『ハッピーになれよ』
⑧04 Limited Sazabys『Squall』
⑨つじあやの『猫になりたい』
⑩aiko『ハニーメモリー』
⑪LiSA 『Another Great Day!!』
⑫藤井風『旅路』
⑬DREAMS COME TRUE『G』
⑭松任谷由実『SAVE OUR SHIP』
⑮西野カナ『Have a nice day』
●前回のPart.4はこちら⇩⇩