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短歌まとめ

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短歌のまとめです。
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#現代短歌

単語で短歌①

「ピンクでも赤でも褒められていいな」「でも醤油で食べられるんだよ」 7月10日のお題「鮪(ま…

三隅 凛
2か月前
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溺れるため息

溺れるには広くて涼しいので安定しているきれいなシーツ ブリュレを砕くときは厳かに 底が見…

三隅 凛
4か月前
2

心臓に銀

可愛いまぶた 楽園を設える花とあなたに安息はない ブローチは心臓の在処を偽る銀の針を何度…

三隅 凛
6か月前
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空白のわたし(自由律短歌十首)

わたしのものにはちゃんと名前を書くのであなたの表面はきれい わたしのことをわたしと思って…

三隅 凛
8か月前

天国とグレーテル(自由律短歌10首)

手を繋ぐ私たちはたくさんいるので祈りに満たない天国 蒸発したらしい血(もしかしたら魂) 蝶…

三隅 凛
11か月前
1

青めの生活(自由律短歌5首)

コニャックが未だに飲めません走り抜けるこんにゃくの点々 ベランダに黄昏は遠く、日陰に立つ…

三隅 凛
11か月前

うずまく未満(自由律短歌10首)

君と食べたクッキーはバターが少なくてすこしは甘い ぱさもさ 硝子の向こうは甘い紫 あの子の涙より澄んだ酩酊 健やかな落ち葉のようには砕けない身体使いこなせないまま 古い水彩画のように静かだ ティーカップを覗き込むだけの目 理性をAマイナーで歌うきみにガラス製の飴を押し付ける 誰にでも河は流れていて彼岸花のいろいろ 秋も流れる 指からすべてほどけないまま眠るかつて水母だったわたしたち 蜻蛉の翅に血が通っていると仮定して欠伸、未だ夕方 短い三つ編みをほどきながら呪

白々しい朝(自由律短歌10首)

貞淑な目覚ましはりりりりりと鳴るので後は嘘でいい朝 清廉でないまま鱗は剥がれ水面は円を描…

三隅 凛
1年前