三隅 凛

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・10/15 アルパカコネクト、ワールドノベル(グループ)1件納品 ・09/16 小説家になろう、note「彩色された夏」投稿 ・09/15 アルパカコネクト、ワールドノベル(テーマ)2名様まとめて納品 ・09/02 アルパカコネクト、ワールドノベル(グループ)1件納品 三隅 凛(@misumirin)さん / X (twitter.com) 小説家になろう - みんなのための小説投稿サイト (syosetu.com) アルパカコネクト - 100年先もPBWしよう!

    • 「スイート」朗読して頂きました!

      https://skeb.jp/@Yutogi_kataru/works/3 https://skeb.jp/@Yutogi_kataru/works/9 https://skeb.jp/@Yutogi_kataru/works/11  瀬戸ユトギ様にskebで朗読して頂きました! ありがとうございます。  全3回なので別枠でまとめました。 https://ncode.syosetu.com/n4327hj/  スイート|三隅 凛 (note.com)  文章はこちらか

      • 彩色された夏

        日傘の影は女をまるく潰す 世界をもうひとつ知っている 指の影は太く、何も及ぼさない(夏だったら日陰になれた?) 卵を孵す為か中を固める為か夏は我々をあやす 瞼をもつものとして振りかざす錯覚「花は私を見ている」 あの子を人魚にする為に持ち寄るきらきらしたあしを削ぐもの ほら、砂糖じゃなくてコーラの香りだ きみの骨なら溶けてもいい 「一瞬だけいい?」「一瞬じゃなかったらいい」きみは涼しいまま去る わたくしのなかに炭酸水はあり開栓前によく振らないで 失楽園という場所

        • 単語で短歌①

          「ピンクでも赤でも褒められていいな」「でも醤油で食べられるんだよ」 7月10日のお題「鮪(まぐろ)」 わたしたちおそろいにはなれないね思考を飾る色違いの錆 7月12日のお題「錆(さび)」 本とぬいぐるみが点在しているワンルーム 何も喚べなくても 7月14日のお題「一人暮らし」 吸い殻と煙どっちかしらあたしあなたをよごしたいのだけれど 7月16日のお題「吸い殻」 群青じゃなくても海だしたくさんの頭があってもサメはサメ 7月18日のお題「鮫(サメ)」 キュートアグレッシ

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          七月下旬の雑記

          Omoide in my head 歌いながら玉ねぎ刻む ポテサラにする  ほぼ実話。  ナンバーガールで短歌詠みたい、の没(というか生活過ぎた)。十首くらい集まったら投稿したいです。 ●マクドナルド  恋するてりやき、全制覇ならずでした。香ばし醤油マヨたまごてりやきを食べ損ねました。ガーリックバターてりやきチキンを二回食べる為に……。  旨辛チーズてりやきは美味しかったけれど僕には辛すぎました。  ヨーロッパバーガーズはジャーマンポテト 肉厚ビーフだけ食べました。福岡に

          七月下旬の雑記

          溺れるため息

          溺れるには広くて涼しいので安定しているきれいなシーツ ブリュレを砕くときは厳かに 底が見えてもしあわせでいようね きみはため息が短くて下手 似合わない方がいい恋もあるよ 口紅の色を話そうその後で骨のかたちを比べ合おうね あなたあなたわたしあなた「泣かないで」と「笑って」はどっちが残酷? 様々なもの(人参とか)を差し置いて薔薇を買う 鶏肉は焼く からふるなかび! 知らない世界を見せつけられて緩やかに延命 「糸電話したことある?」ですこし離れる 月明かりない地下鉄で

          溺れるため息

          五月下旬の近況雑記

           記帳して回るお寿司を食べて髪を切ってカルディで買い物をしました。生活。 ●ゲーム  Slay the Spireをそれはもうやっています。アイアンクラッドで全然勝てないよ。サイレントは結構3章クリアまでは安定してきました。毒が楽しい。ディフェクトで心臓倒せそうで倒せなかった。ウォッチャーはちょっと触った結果「分からん」となってそっとしている。まだまだ遊べるな……。  ときメモGS4、ゴールデンウィークのセールで買いましてこちらもがっつりやってます。遠慮なく攻略サイトは見

          五月下旬の近況雑記

          心臓に銀

          可愛いまぶた 楽園を設える花とあなたに安息はない ブローチは心臓の在処を偽る銀の針を何度も刺して 端正な死 甘い脂肪は削がれて脱皮に焦がれた骨が揺れる こいびとはひとではないの青色の硝子のなかで空気を絶やす 鏡が泣く「ガラスの靴で踊れた貴方には誰の手も要らない 星空を詰めたと言ってたけど魚類だと思う沈殿するラメ 万華鏡愛でたし 努力などが強制的に左右対称 花びらは落ちる 君への心音が眼差しに喩えられないまま 水死体を慈しむ微笑みで花を摘む 活ける場所を知らずに

          空白のわたし(自由律短歌十首)

          わたしのものにはちゃんと名前を書くのであなたの表面はきれい わたしのことをわたしと思っているのはわたしだけなので助けて 何もないかもしれない公園にも僕が居てやっぱなんにもない 電車からずるずるずると人が出てくるプラットホームはまだ夢 ショートケーキのいちご以外をいじめる銀色は屈折 鈍いね 浸透圧の関係でぼくから抜けていくたぶん善いものばかり わたしにだけ実在する月が毀れる音は変哲なリフレイン 青い花は何を喰って咲くのか貴重なきれいな憂鬱などを 遠くでまろやかそ

          空白のわたし(自由律短歌十首)

          骨の愛玩

          凹凸がある方が望ましい 骨を磨く用の魂なので 花じゃなくても湖に浮かびたいので内側をまるくくり抜く 翅は得られないのでしょうやわい表皮と溶けていない骨ですから 太陽が甘そうなオレンジでもわたし青いまま沈む(どこから?) 「幸福は遅れて来るから逃げよう」は恋 でも気安く請け合って 「嫌われたくない」に「私も」って言えなかった違う愛だとしても 白昼夢はチーズ とろけていたいから「わたしを燃やして」とささやく 花冠はなかんむりを編む指の骨はきっと高く響くシのフラットに

          海のくらがり

          癒やされなくても海を見つめる どうせ宝箱は沈んでいない 骨も薔薇もくずれる 真っ直ぐに育ったものだけが行く地獄にてて くくりつける僕の運命の輪はいきものの脚に似ている ぷつり 毒を分け合うように囁くきみ「夜でもないのに海が黒いね」 鈍いハサミで切りとってあげる君のわたしに似てるとこぶちぶち 花を捨てた朝に泣くべきだった君がいてもいなくても平熱 海から来たと詐称するから歯形は耳のうらに捺してください たくさんの白い花を見つめながら猥談をする 電車で帰る 丸い血を

          海のくらがり

          天国とグレーテル(自由律短歌10首)

          手を繋ぐ私たちはたくさんいるので祈りに満たない天国 蒸発したらしい血(もしかしたら魂) 蝶が餓死しているので かんたんに切り分けられたいから交換しよう君へはスプーンを 羽毛布団はさみで抉り、私の背中にあったとする安寧 レモンに砂糖まぶすように月明かりはWaltz 窓をそっと閉めて 鎖骨を噛む、唇は嘘を押し広げて君の脱皮を促す 捨てられようよふたりきりで小さくくっついて帰り道を失くす ライブダイブライフは鬱血して天国ではあなたが死んでいる テディベアが北西を守っ

          天国とグレーテル(自由律短歌10首)

          青めの生活(自由律短歌5首)

          コニャックが未だに飲めません走り抜けるこんにゃくの点々 ベランダに黄昏は遠く、日陰に立つ青白い幽霊を見る ゴルフ場の灯りが最寄り駅の目印 海は遠いけど暗い 多少飲んでから全部入れたシロップ生き死にどっちの味もする 靴下、靴、相次いで破れる 今度は海がいい青く塗ったの

          青めの生活(自由律短歌5首)

          Skebで頼んだボイスまとめ

           多分表題通りになりますが、Skeb以外にも手を出したらどうなってしまうのだろう。  上の方が新しく納品されたものです。数が増えてきたら記事ごと分けるかもしれない。目次の使い方が分かってないので見辛くなるだろうから……。 https://skeb.jp/@yoruniromuru/works/9 夜仁ろむる 様 短歌を十三首朗読して頂きました。色んな既出からとってきた。 https://skeb.jp/@VaTaeko/works/1 スナックたえ子 様 「しかし……

          Skebで頼んだボイスまとめ

          うずまく未満(自由律短歌10首)

          君と食べたクッキーはバターが少なくてすこしは甘い ぱさもさ 硝子の向こうは甘い紫 あの子の涙より澄んだ酩酊 健やかな落ち葉のようには砕けない身体使いこなせないまま 古い水彩画のように静かだ ティーカップを覗き込むだけの目 理性をAマイナーで歌うきみにガラス製の飴を押し付ける 誰にでも河は流れていて彼岸花のいろいろ 秋も流れる 指からすべてほどけないまま眠るかつて水母だったわたしたち 蜻蛉の翅に血が通っていると仮定して欠伸、未だ夕方 短い三つ編みをほどきながら呪

          うずまく未満(自由律短歌10首)

          エレベーターと世界の裏

           中毒性にちゃんと嵌りました。「意識は朦朧としているかい?」のとことか特に好き。 「こういうエレベーターってなんて言うんだっけ。多分ドイツの……いや、今思い出したのは別物だな……なんかドイツのイメージがあるが……あっそもそも何て言うんだっけじゃないわ。多分名称知らないわ。見覚えは何となくあるが……」  こういうもごもごとした思考は入浴中に浮かびがちです。多分入浴中だったと思います。数日経ってからパソコンで書いているのでちょっと自信がない。  残念ながら私の語彙ではとっかかり

          エレベーターと世界の裏