今のスピード時代に、3年、同じ仕事を続けないこと。
おはようございます。今朝も勢いで書きます!
いまは若いときの転職も起業も当たり前になった。学生起業も増えていると聞く。私が20代だった頃とは大きく違う。もう30年前の話だから、当たり前か。
そのため、”今の若者はすぐに会社を辞める”とも言われる。就活に苦労して、やっと新入社員として入社した会社を、たった1年、2年で辞めてしまう。もったいない、と。
そのときに、よく言われるのが「石の上にも三年」という言葉。さて、一体、この言葉はいつ生まれたのだろうか?
日本では江戸時代の初期から使われているという説、古代インドの時代には似たような言葉が使われていたという説、約1500年前にインドの達磨大師が中国へ伝えたという説など、諸説あるようだが、いづれにしても長く使われてきたようだ。
石の上にも三年
ただ、今のようなスピード時代に、本当にこの言葉のとおりに実践するのは正しいのだろうか。1500年前の一年は、今のスピード時代でいえば、どれぐらいの年数になるのだろうか?三倍?五倍?十倍?
三倍としても、一年で三年になる。
新入社員にとっては初めての社会人生活となり、初めての仕事経験である。毎日、新しい発見や変化があり、日々成長が実感できる。そういう三年間は成長ができるだろうから、意味がある。
しかし、仕事にも会社にも慣れてきて、成果も上げてきた人が、三年間、同じ人たちと同じ仕事を続けるのは、どうだろうか。慣れ過ぎてしまって、その三年では成長はしていないのではないだろうか。
私が勤めるコンサルテイング会社には、成長のためのキーワードとして、「保守7割、革新3割」という言葉がある。保守とは、これまでしてきたことを、これからも進化をさせながら続けること。革新とは、これまでしていないことにチャレンジすることである。
つまり、3割は新しいことにチャレンジを続けることが、成長していくには必要なことだと教えてくれている。かりに、3割の革新を3年間つづければ、9割の革新をしたことになる。
こうなれば、3年前とはまったく違う仕事をしていることになる。9割も変化しているのだから。
昨夜のプロ野球、ジャイアンツ対ベイスターズのクライマックスシリーズ最終戦は最後まで分からない面白いゲームだった。プロ野球選手もシーズンが終われば、来期に向けて、革新を行う。来期に、もっと活躍するために、バッテイングや投球フォームのマイナーチェンジに挑戦する。
もし、仕事にマンネリを感じているとすれば、3年前と同じ人たちと同じ仕事をしている可能性が高い。これを変えなければ、来年も同じことを感じる。ただ、いきなり転職や独立をするのは、大きな革新となるので、リスクも高い。
そうではなく、3割の革新を起こす。今の会社で新しい仕事にチャレンジする方法もあるだろうし、仕事の方法を変えることもできるのではないだろうか?
あなたが挑戦したい、来年の革新3割とは、さて、何だろうか?
自分自身に革新を起こして、今日もステキな一日に。