色彩のはなし。
前の記事ではじめた早起き(わたしにとっては)は、なんとか続いている。
7時に起きようが10時に起きようが、どっちにしろ眠いのだからと思ったらスルッと起きられるようになった。笑える。
でもおかげで今までやりたくても溜まっていたことが、増えた3時間でできるようになり、言葉が広がりを持ち、
さらにはちゃんと起きれられたという事実が自分を肯定してくれるので、精神的にもなんだか安定している気がする。
何より、朝の空気は気持ちがいいし、朝の色彩はみていて飽きることがない。
太陽の金色、空の青や雲の白、地上に注ぐ光のオレンジ、木々の緑、紅葉した赤や黄色。影の鼠色。土の茶色、人が造った無限の色。
建物に光が当たってきらきら輝くのがすき。
富士山がきれいに見えた日はなんだか良いことがありそう。
もうすっかり冷たい空気を肺に送り込むと背筋が少し伸びる。
日本には四季がある。わたしは秋がいちばんすき。夏もすきだけど。あ、春もいいな。冬も最近すき。笑
木々がどんどん色づいてグラデーションを創り、空はどこまでも高くなる。雲はシルクのように薄く伸びて、光がやさしくなる季節。
1日の中にもある季節。春から夏になり秋がきて冬になる。毎日繰り返しながら時を刻み人生が進んでいく。
季節それぞれに美しい色彩があって、希望や生命力、切なさやあたたかさを見せてくれる。それを受け取りながら前に進んでいく。終わりに向けて。
わたしの人生はどんな色彩を纏っているのだろう。おそらく秋色だろうと思う。いや、なんとなく。
全てに色彩がある。影もその一部。
だとしたら、人間も同じ。
色彩で彩られていて、明るくて元気な色もあれば暗くて落ち着く色に染まる時もある。それでいい。だからいい。その色彩が美しいから目を奪われる。人それぞれの色。
わたしの色。
あなたの色。
混ぜ合わせたらどんな色になるんだろう。きっとそれは他にない色彩。
こころ次第でも変化する色彩。
たくさんの色を見つけに行こう。
きっとまだ見たことのない色彩が、広がっているかもしれないから。
さぁ、今日も探しに行こう。
今日の色彩を。一緒にどうですか。
2020/11/05 美空