目標設定の仕方 | 新卒で学んだことvol.2
先日こちらの記事で、新卒のうちから「人生の目標」を踏まえた「目標設定」が大事だと言う話をしました。
なので、今日はその「目標設定」の仕方をお伝えしたいと思います。
1.目標設定は、まずbeingで考えよ
まず、一番最初にやることは、自分の人生に置いて大事なことは何かです。
この場合の大事なことは、物や事ではなく、「どうありたいか?」「どういう存在になっていたいか」という、beingです。
七つの習慣でいうならば、「自分の葬式を想像せよ」です。
自分が死んだ時、周りにはどう思ってほしいか、自分の人生についてどう語ってほしいか、を考えてみてください。
例えば、周りの人たちに「この人は、自分の人生にとって大事な最高に面白いゲームを作ってくれた」と言ってほしいなど。
自分の葬式を想像して、周りにどう思ってほしいかを想像します。
それが、あなたの「人生の目標」になります。
2.「人生の目標」を明確に定義せよ
自分の葬式を想像したとき、周りにどう思ってほしいかが「人生の目標」になると言いましたが、それだけでは、目標を達成することができません。
というのも、それだけではあまりにも内容がフワッとしすぎているからです。
ここから、「人生の目標」をもっと明確に定義する必要があります。
先ほどの例でいえば、「最高に面白いゲームを作った」というのは、
ディレクターとして作ったのかプロデューサーとして作ったのか、普通に関わっただけなのかで大きく変わっていきます。
だから、beingを元に、できるだけ具体的に「人生の目標」を定義していきます。
3.死ぬ時から逆算して考えよ
明確に定義された自分の「人生の目標」が決まれば、そこからあとは、どうやって達成をしていくかひたすら逆算をしていくだけです。
死ぬ時 =「人生の目標」を達成したときなので、
死ぬ時から逆算をして、50年後 40年後 30年後と考えていきます。
例えば、以下のような人生の目標を定義したとします。
(例)
目標:ディレクターとしてゲームを作り多くの人に影響を与える
条件①:多くの人=300万本以上売り上げるゲーム
条件②:会社に所属してもしなくても良い(インディーズでも可)
この場合だと、
①ディレクターとしてゲームを作る
②300万本以上売り上げるゲームを作る
という二つの大きな目標があります。
なので、この二つをそれぞれ、どうやって、やれば達成するのかを考え、
50年後 40年後 30年後と刻んで考えていきます。
4.目標設定をする際は、できるだけ細かく定義せよ
50年後 40年後 30年後と目標を考えていくときに、振り返った時に正しく評価できることを意識して設定していきます。
目標設定とは、立てるだけではなく、過ぎた後の振り返りも大事になってくるため、複数の意味を持つ言葉を使ったり、定量的に判断できないものを設定するのはNGです。
数字を必ず入れるようにすると、定量的になり、ブレなくなるのでオススメです。
× ゲームをたくさんプレイしてインプットする
○ ゲームを10本/月プレイし「なぜ売れたのか」を分析しレポートにまとめる
5.定期的に振り返って「目標設定」を再構築せよ
前の記事でも言いましたが、「目標設定」は最初っから完璧な「目標設定」はできません。
なので、ものづくりと一緒で、
何度も何度も、振り返って考えて、作って壊して、また作ってを繰り返して行って、いいものを作り上げていきます。
そのため、定期的に下記を中心に振り返ります。
・今設定している目標に間違いがないのか。
・このまま行けば目標が達成できるのか。
・また、すでに目標は達成しているのか。
もし、今設定している目標にブレがあるなと感じたときは、「人生の目標」を見直し、それにあった目標を再設定する必要があります。
「目標設定」は決して作ったままにするのではなく、必ず振り返って何度も何度もこわして作ってを繰り返していくことが大事です。