【疲れたあなたへの詩】死にたいときに聴きたい5曲

社会人で6年経って、ずっと死にたい気持ちを抱えて生きてる訳だけど、なんとか生きながらえていられるのは、妻がいるわけでもあるのだけど、繋ぎ止めてくれる歌もある訳で、そんな、すてきな曲を紹介します。
気休めな薬よりも、心に効きます。

(1)7日間/phatmans after school
とても穏やかに、月曜日から日曜日までの1週間を、自分が旅立つまでの記録として語られていきます。
火曜日:僕がいなくなっても別に誰も困らないという虚無感
水曜日:戦争で命をなくした彼と、今まさに、自ら旅立とうとしている自分との対比
木曜日:部屋の片付けと共に思い出される、まだ希望に溢れていた時期(楽しかったあの日)
金曜日:片付けを終えて、何も残っていない
土曜日:最後の食事
日曜日:誕生日 ケーキを食べて、 旅立った。またね
「僕は死にました」

「灰になって 僕はやっと この世界と一つになれたから これ以上傷つかなくて いいの いいの いいの」って詩が、自分の心にスッと入ってきます。ひどく優しく感じられる曲です。


(2)数え歌/amazarashi
amazarashiには、助けてもらえる曲が多々あります。
今回はそのうち、2曲紹介しますが、うち、1曲目です。

明日が怖くて、眠れない。明日が嫌で、ベッドに入れないということが、僕にはしばしばあります。けして、明日が良い日であるようにと望みはしないので、悪い日にはならないようにと祈って眠ってしまうのですが、そんな気持ちにぴたりとハマった曲だと思いました。普通で穏やかに明日も過ごせたらと願ってやまないです。

「一つ 二つ ただ悲しかった事 足し算したり引き算したり  三つ 四つ 嬉しかった事 足し引きゼロで眠りたい夜」


(3)ジュブナイル/amazarashi /coverカンザキイオリ・ササフネ
amazarashiさんの2曲目の紹介で、カンザキイオリさんとササフネさんでカバーして歌ったものとなります。
少し、酷かもしれませんが、死にたい自分に、生きる(存在する)理由を持ち続けるべきと諭してくれる曲です。そのときの貴方の置かれている状況次第で、社会の逆風に負けないような追い風に感じられれば、その逆風に折れそうになっているのは、自分だけではないと感じさせてくれるなど、解釈は幅広くなると思います。

生きる理由は、それぞれ異なるでしょうから、〇〇だから生きなさいという詩ではありません。自分の周りをとり囲む、自分へのレッテル、社会の理不尽さに耐えて、自分が自分で居られる理由を持ち続けましょうということ、、ひいては僕としては、それができなければ負けた人になってしまう(死んだ人)と置き換えて考えています。

とはいえ、詩にある通りで、本当に消えてしまいたいことばかりですが。。
「人間嫌いっていうより 人間嫌われなのかもね 侮辱されて唇噛んで いつか見てろって涙ぐんで 消えてしまいたいのだ 消えてしまいたいのだ」


(4)戯言スピーカー/ササノマリイ
ぼくの気持ちや心境にひどく重なる曲です。
嘘をつくことは、自分を苦しめるものです。

困ったことに、嘘は自分を蝕むように着実に偽りの自分を形成しはじめます。相手に気付いては貰いたくないもので、隠し通すしかないのですが、この打ち明けられない苦しみは、ひどく辛いです。嘘で嘘を塗りたくり、新たに嘘をつくことの積み重ねで、自分を勝手に作ってしまいます。
(苦しい状況を逃れるために嘘をついたことは、相手には取り繕えたように見えても、自分の内側は救えないのです。)

嘘は、今まで楽しかったことや好きだったことを、味気ないものにします。嘘でつくられ始めた自分ですから、楽しめなくなるのも自然かもしれません。
例えば、美味しい料理を食べたとして、味はわかっても心は満足しません。
例えば、面白い映画を見他として、映画の内容は分かっても、本心から楽しむことはできません。嘘が影を指します。

その傍には、素直に楽しむ友人やら、恋人やら、パートナーがいる訳で、本当に生地獄です。


(5)心分け/上北健
身体は一つしかないけど、自分の中には色々な思いと共に色々な自分がいると思います。なんのこっちゃと思われれば、そっと閉じてください。世間では二重人格という冷たく固く感じられる言葉がありますが、そのようなイメージに近いかもしれません。二重人格というと、特別な事象に思われしまうかもしれませんが、「本当は〇〇のようにも生きたい、〇〇もしたかった、けれども社会から逸脱してしまう、周りから反対されてしまうからそれができない、本当の自分を認めてあげられない」という感情になったことはありませんか。僕は、そのような、気持ちを指していると解釈しています。

曲の冒頭で貴方は、そんな気持ちを抱えるもう1人の貴方を本当の自分として、貴方自身を偽物と言います。偽物から本当の自分へ、名前も顔も心もあげられたらと憂い、貴方自身は消えてしまおうと思います。
そのまま、目を閉じて、本当の自分へ心身委ねようと記憶のまどろみに向かいます。

しかしながら、「まだ消えてはいけないよと 一緒に行けば戻れると。」偽物の貴方自身に寄り添います。「私の君、君は私」「二人で行けばどちらでもなく それが私。大事な名前、大事な顔、心も全部。君になりたい私のことも、大切だよ。汚れた私でも愛して、愛して。」

自分とは何なのか。自分の心に寄り添うひどく優しい曲です。
疲れたときには、そっとこの曲を聴きながら、自分の心ともう一人の自分と話をするのも良いかもしれませんね。

※以下は僕なりの解釈のため、曲の内容から、外れてきます。
私自身は、死にたいという気持ちが、常に心の中にあるわけで、死のうとしたこともありました。実際、生きて返ってこれてはいるのですが、そんな中でも、きっと心の奥底で、不器用な私自身に「まだ消えてはいけないよ」と言ってくれた自分もいるのです。死にたい自分と生きたい自分と両方抱えて、自分なんだと思う次第です。


いかがでしたでしょうか。
今もそうですが、僕は、憂鬱なときには、いろんな方のブログを読んで、おすすめされる本や曲を読んで、心を落ち着かせています。
そんな中、6年も一応生きることができたため、私自身も、こんな形で微々たるものですが、皆様の心に寄り添ってくれる詩を紹介したいと思った次第です。
どうか、心より苦しんでいる方に、本記事が届きますように。


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